2011年10月
■2011年10月
BMW5シリーズは現行モデルが6代目に当たる。アッパーミドルセダンの5シリーズに、ステーションワゴンのツーリングが追加されたのは4代目モデル当時の1997年から。上級車らしい余裕のボディサイズの中に、スクエアでフラットなラゲッジスペースを持つのが特徴で、セダンから半年遅れの2010年9月にデビューした現行モデルでもこうした特徴は受け継がれている。ショートオーバーハング&ロングホイールベースが生む上級FRセダンらしい伸び伸びしたパッケージングや直列したキドニーグリルなどはBMWの伝統を受け継いでいる。インスト中央部分を7度ほどドライバー側に傾けたドライバー重視のインテリアデザインも同様だ。多様なニーズに対応できる機能的で広々としたラゲッジ・ルームは、40:20:40に3分割可能な可倒式リヤ・シート、テール・ゲート全体を開けることなく小さな荷物の出し入れが可能な独立開閉式リヤ・ウインドー、小物を収納できるアンダー・フロア・ストレージ、リヤ・シートを完全に折りたたんだ状態でも荷室が使用でき、かつ前席乗員の安全が確保されるラゲージ・パーティション・ネットなどが標準で装備される。オプションのラゲージ・コンパートメント・パッケージを装着すると、後席バックレストの角度調節が可能となり、ラゲージ容量がさらに約30Lほど広がる。搭載エンジンは3機種で、直列6気筒2.5リッターの自然吸気DOHC(523i)、直列6気筒3.0リッターの自然吸気DOHC(528i)、同ツインターボ仕様(535i)が搭載される。いずれも電子制御8速ATとの組み合わせだ。2011年10月には、523i用のエンジンが直列4気筒2.0リッターのツインターボ仕様に変更され、燃費を大幅に向上させている。
■2011年11月
BMW5シリーズは現行モデルが6代目。ステーションワゴンのツーリングが追加されたのは4代目モデル当時の1997年から。現行モデルはセダンから半年遅れの2010年9月にデビューした。上級車らしい余裕のボディサイズの中に、スクエアでフラットなラゲッジスペースを持つのが従来からの特徴だ。ショートオーバーハング&ロングホイールベースが生む上級FRセダンらしい伸び伸びしたパッケージングや直列したキドニーグリルなどは伝統を受け継ぐものだ。インスト中央部分を7度ほどドライバー側に傾けたドライバー重視のインテリアデザインも同様。多様なニーズに対応できる機能的で広々としたラゲッジ・ルームは、40:20:40に3分割可能な可倒式リヤ・シート、小さな荷物の出し入れが可能な独立開閉式のテール・ゲート・ウインドー、小物を収納できるアンダー・フロア・ストレージ、リヤ・シートを完全に折りたたんだ状態でも荷室が使用でき、かつ前席乗員の安全が確保されるラゲージ・パーティション・ネットなどが装備される。オプションのラゲージ・コンパートメント・パッケージを装着すると、ラゲージ容量が約30Lほど広がる。当初の搭載エンジンは3機種で、直列6気筒2.5リッターの自然吸気DOHC(523i)、直列6気筒3.0リッターの自然吸気DOHC(528i)、同ツインターボ仕様(535i)で、いずれも電子制御8速ATとの組み合わされる。2011年10月には、523i用のエンジンが直列4気筒2.0リッターのツインターボ仕様に変更され、2011年11月には528i用のエンジンもチューニングの異なる同じエンジンに変更された。パワー&トルクは523iが135kW(184ps)/270N・mであるのに対し、528iは180kW(245ps)/350N・mを発生する。いずれもスタート&ストップ機構を備えることなどによって大幅に燃費を向上させている。
■2012年8月
BMWは5シリーズツーリングに、直列4気筒のクリーンディーゼルを搭載した523dブルーパフォーマンスを追加し、2012年8月29日から注文の受付を開始すると発表した。
523dブルーパフォーマンスセダンは、NOx(窒素酸化物)吸蔵還元触媒など、最先端排出ガス処理技術であるBMWブルーパフォーマンステクノロジーを採用し、尿素を使わないメンテナンスフリーのシステムによって、世界で最も厳しい排出ガス基準と言われる日本のポスト新長期規制に適合させたクリーンディーゼルだ。
搭載される直列4気筒2.0リッターのターボディーゼルエンジンは、135kW(184ps)/380N・mの動力性能を発生し、電子制御8速ATとの組み合わせでディーゼルらしいトルクフルな走りを可能とする。
高効率なエンジンに加え、オートスタート/ストップ機能(アイドリングストップ機構)、ブレーキエネルギー回生機構など、「よりクリーンで、よりパワフル」を目指したエフィシェントダイナミクスの先進的な環境対応技術を採用し、燃料消費率(JC08モード)が16.6km/Lという低燃費を実現した。
この燃費は平成27年度燃費基準+20%を達成しており、購入時の自動車取得税と自動車重量税が免税となるほか、クリーンディーゼルに対する補助金10万円の支給も受けられる。
希望小売価格は、クリーンディーゼルの搭載にもかかわらず、直列4気筒ガソリン・エンジン搭載モデルである523iセダンと比べ、わずか23万円のアップとしている。
■2013年4月
BMWは5シリーズツーリングに、直列4気筒のクリーンディーゼルを搭載した523dブルーパフォーマンスを追加し、2012年8月29日から注文の受付を開始すると発表した。
523dブルーパフォーマンスセダンは、NOx(窒素酸化物)吸蔵還元触媒など、最先端排出ガス処理技術であるBMWブルーパフォーマンステクノロジーを採用し、尿素を使わないメンテナンスフリーのシステムによって、世界で最も厳しい排出ガス基準と言われる日本のポスト新長期規制に適合させたクリーンディーゼルだ。
搭載される直列4気筒2.0リッターのターボディーゼルエンジンは、135kW(184ps)/380N・mの動力性能を発生し、電子制御8速ATとの組み合わせでディーゼルらしいトルクフルな走りを可能とする。
高効率なエンジンに加え、オートスタート/ストップ機能(アイドリングストップ機構)、ブレーキエネルギー回生機構など、「よりクリーンで、よりパワフル」を目指したエフィシェントダイナミクスの先進的な環境対応技術を採用し、燃料消費率(JC08モード)が16.6km/Lという低燃費を実現した。
この燃費は平成27年度燃費基準+20%を達成しており、購入時の自動車取得税と自動車重量税が免税となるほか、クリーンディーゼルに対する補助金10万円の支給も受けられる。
希望小売価格は、クリーンディーゼルの搭載にもかかわらず、直列4気筒ガソリン・エンジン搭載モデルである523iセダンと比べ、わずか23万円のアップとしている。
2013年4月には523iと523dブルーパフォーマンスをベースに、Mスポーツ パッケージや19インチホイールなどを標準装備した「エクスクルーシブ・スポーツ」を限定発売した。