BMW 3シリーズ ツーリング 「長く付き合える相棒」の専門家レビュー ※掲載内容は執筆日時点の情報です。

栗原 祥光
栗原 祥光(著者の記事一覧
自動車ジャーナリスト
評価

5

デザイン
5
走行性能
5
乗り心地
5
積載性
4
燃費
5
価格
3

長く付き合える相棒

2022.6.23

年式
2019年9月〜モデル
総評
ドイツ的完璧さが味わえる満足度の高い1台。サイズ的にも日本の狭い車線幅でも苦労することはない。運転手はもちろん、パッセンジャーの満足度も高く末永く使える1台といえる。
満足している点
ステーションワゴンの使い心地の良さとBMWの走りの良さの両面が楽しめる1台。SUVでは諦めがちな立体駐車場に入庫できるのは大きなメリットだ。
不満な点
欠点がないところが欠点といいたくなるほど欠点が見当たらない。強いて言うならディーゼルエンジンモデルの振動がやや大きいというところ。
デザイン

5

近年キドニーグリルは縦長になりつつあるが、3シリーズは未だ横長のまま。SUVのデザインはちょっと、という方はこちらの方が馴染むのでは?
走行性能

5

エンジンラインアップは2リットル直4の318i(156馬力)と320i(184馬力)、3リットル直6(387馬力)のM340i、そしてディーゼルエンジンの4種類。318iでも動力性能に不足はなく、力強い走りが楽しめる。ハンドリングはBMWらしい重厚といいたくなるほど重厚なもの。
乗り心地

5

重厚と形容したくなるほどの安定感を覚える乗り味。街乗りでは硬質さを覚えるが、高速道路などのクルージングでは安定感のある走りで居心地がよい。ワインディングはまさに水を得た魚。駆けぬける歓びが堪能できる。
積載性

4

荷室の容量は後席背もたれを立てた状態で500リットル、倒すと1510リットルと大型SUV並みの積載量。オプションのコンフォートパッケージを選ぶと、後席背もたれの電動可倒機構のほか、走行中に床面のゴムレールを上昇させて荷物をすべりにくくする機構が付属する。バックドアはガラス部分だけを開閉できるのも◎。
燃費

5

318iでリッター13㎞程度。ハイブリッドでない2リットルエンジンでこの数字は立派なもの。ディーゼルエンジンを選ぶと18㎞/L近くまで伸びる。高速道路で長距離ツーリングをされる方はディーゼルエンジンを選択されることをオススメする。
価格

3

500万円強から1000万円弱と価格幅は広い。オプション価格は高めの印象で、318iをフルオプションにすると700万円近くにまで価格は上がってしまう。
栗原 祥光
栗原 祥光
自動車ジャーナリスト
東京都出身。中央大学理工学部卒業後、電気回路エンジニアへ。30歳を前にオーディオ専門誌とタウン情報誌、同Webサイトの編集者へと転身。現在はフリーのカメラマンとライターとして、年間100台近い自動車・バイク取材のほか、モータースポーツや各種イベントの取材を精力的に行っている。好きなクルマはライトウェイトスポーツと大型SUV。
BMW 3シリーズ ツーリング 新型・現行モデル

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