何故この様なシミー現象が起こるのでしょうか？こんな事になってしまうなんて、特にサーキット走行や高速道路の走行では防ぎ様が無いと思ってしまいます。

Question

https://youtube.com/shorts/Ep33u-fRX-Y?si=M3QLqsD6G_ynnQNT

補足

ご回答ありがとうございます。キャスター角が立っている、路面状況が悪いとの事で、 この現象を防止する方法はありますか？

Answer 1

いやこれ多分、シミーじゃないですよ。
バイク特有の横振動Wobble（ウォブル)というヤツです。
例えばこんな感じ↓
https://www.youtube.com/watch?v=TFov6yoeH0E

※シミーはもっと低速で出ます。
シミーが出るポイントは50～60㎞/hと110㎞/h付近の2カ所にあり、それぞれ『低速シミー』『高速シミー』と言います。
シミーの正体は操舵系の自励振動で、操舵系が自然に直進位置に戻ろうとするチカラ『セルフ・アライニング・トルク』（SAT）のオーバーシュートによって起こります。
原因はSATによるので、関与しているのはキャスタ角でなくトレール値です。トレールが生み出すSATによる振動と、操舵方向のC（等価粘性減衰）が合わないと、ハンドルが振動を始めます。（トレールの大きさが関係するので、間接的にキャスタ角が影響します。キャスタ角の大小によってトレールが増減するからですが、振動系の話なので、トレールが大きい＝キャスタ角が大きければ、シミーが止まるとは限りません。あくまでもSATとCのバランスによって起こります。）
対策は、『ステアリング・ダンパー』です。このシミーを止める為に、ステアリング・ダンパーというパーツが存在しています。

※ウォブルは120㎞/h以上で出るバイク全体に発生する横方向の振動で、車体全体が向きを変えるので、乗員には『ハンドルが高周波で振動し始めた』様に見えます。
ウォブルは車体全体の横剛性の高低によって発生し、対策は結構ヤッカイです。
昔のバイク、例えばカワサキ・500SS（マッハ）などは120㎞/hのウォブルが有名で、古いバイクだと『そのバイクが出せる最高速はウォブルで決まる』などとも言われましたが、最近のバイクでは当然設計上で対策されており、フレーム自体の剛性でウォブルが発生することはまずありません。
最近のバイクでこれが出た場合、疑うのはリヤのスイングアームのピックアップポイントやリヤタイヤのハブシャフトのガタです。

とにかくウォブルは車両全体の横剛性不足が原因であって、横剛性の低下の原因は沢山あるので、『ここを対策したら止まる』ということはありません。ウォブルが発生したら、横方向にガタが出そうなところを片っ端からチェックする必要があります。（125や250ぐらいのバイクでエンジンをチューンしてウォブルが出始めたら、スイングアームの横方向の剛性不足が原因になることもあります。こうなると、スイングアームやその取付部のフレームの剛性アップが必要になります。）
しかし。
横剛性を上げ過ぎると、今度はコーナーでの最悪の転倒『ハイサイド』が起こり易くなり、スイングアームなどは剛性を上げ過ぎるのも問題があります。
それもあって『ウォブルの対策』は、構造設計が出来ないヒトには難しいというワケです。

Answer 2

ギャップのあとの吸収や着地の対地角度が原因なんですよね。

ちゃんと吸収できてたらそんなに振れが増幅しませんので。

Answer 3

私も時々なりますよ。

キャスター角の問題だと思います。
例えばノーマルに対し、キャスター角を立てると、
反応がクイックになりますが、振動しやすく収束が悪くなることがあります。

ハーレーとかだとまずらないですよね。キャスターがかなり大きいから。
キャスターをノーマルより立ててかつアクセル全開からブレーキすると
Frが沈み対地キャスターがさらに立ってより振動しやすくなります。

分かりやすいのは買い物に使う買い物かごを入れる台車のキャスター。
早いスピードで走るとかなり震えているはず。
速度に対してのアライメント収束性が悪い証拠です。

Answer 4

サーキットと言えども路面が完璧に平らじゃないから。ゆっくり走りましょう