マセラティ初のSUV「レヴァンテ」日本上陸。ディーゼルは来春導入予定
掲載 更新 carview! 写真:菊池 貴之
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5月10日、今年3月のジュネーブ・モータショーでワールドプレミアされた、マセラティ初のSUVモデル「レヴァンテ」が日本で初披露された。日本に導入されるのはガソリン2モデルとディーゼル1モデルの計3モデルで、ガソリンは今年の9月から、ディーゼルは来春からデリバリーが開始される予定。
「ギブリ」の基本構造をベースに設計されたレヴァンテのサイズは、全長5003×全幅1968×全高1679mmで、ライバルになりそうなポルシェ・カイエンよりも若干大きいボディを持つ。エクステリアは、コンセプトモデル「アルフィエーリ」に発想を得たという8本の縦桟を配した迫力あるフロントグリル、マセラティ共通のフレームレス・ドア、Cピラーに置かれたイタリア語で光という意味のサエッタロゴなどに加え、Cd値がギブリ同様の0.31というスポーティなプロポーションも相まって、マセラティならではのSUVスタイルを印象づける。
インテリアの各パーツには、プレミアムレザーからエルメネジルド・ゼニア製の特注シルクにいたるまで、オプションで選択可能な高級素材を用意。ダッシュボードのセンターには、機能性と利便性をともに進化させたマセラティ・タッチコントロール・プラス・システムを装備し、8.4インチの高解像度ディスプレイは、タッチ操作に加えてセンターコンソールに設けられた新しいロータリー式コントローラーでも操作することが可能になった。
搭載されるエンジンは、ガソリンが3.0L V型6気筒ツインターボで、ベースグレードの「レヴァンテ」は最高出力350ps/最大トルク500Nm、ハイパフォーマンス版の「レヴァンテS」は430ps/580Nmを発生。0-100km/h加速は前者が6.3秒、後者が5.2秒を参考値として記録し、最高速度はそれぞれ243km/h、264km/hに達する。
3.0L V型6気筒ターボディーゼルは275ps/600Nmを発生し、0-100km/h加速が6.9秒、最高速度は230km/hとなる。トランスミッションは全てにZF製8速ATが組み合わされ、駆動方式は「Q4」と呼ばれる4WDシステムとなる。
全モデルに標準装備されるエアサスペンションは、オフロード走行用の高い車高から高速走行用の低い車高まで、設定されている5つの車高から道路や地形に合わせて選択が可能。常時減衰変動タイプのショックアブソーバー付スカイシステムと組み合わされ、基本設定は快適性を優先するのに対し、ダイナミックな走行にはショックアブソーバーの減衰力を高めてスポーティな運動特性へと変化するという。また停車時に選択できるイージーエントリーモードでは、ノーマル時に比べて車高を45mm下げ、乗降性やラゲッジへの利便性を向上させている。
安全面では、アダプティブ・クルーズ・コントロール、車線逸脱警告機能、前方衝突警告機能などがオプション設定、サラウンドビュー・カメラは標準装備される。
グレード別の価格は以下の通り。
・レヴァンテ:1080万円
・レヴァンテ S:1279万円
・レヴァンテ ディーゼル:未定
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