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輸入車が好調、国産はマツダが元気 【マーケット概況】

需要減少、大型連休が影響か

暦の巡り合わせから今年は9月に大型連休があり、観光への関心の高まりの影響を受けたのか、新車販売は前年より鈍り、マイナス幅は8月の1.9%から9月は7.6%にまで拡大した。前年割れは9ヶ月連続。登録乗用車よりも軽乗用車の落ち込みが目立つが、9月は軽乗用車がややシェアを回復した。詳しい状況を日本自動車販売協会連合会(自販連)、全国軽自動車協会連合会(全軽自協)、日本自動車輸入組合(JAIA)が発表したデータから見ていこう。

乗用車、商用車、軽自動車を含めた全体の新車販売台数(輸入車含む)は47万9375台。前の月に比べ約5割増とこの時期相応に拡大はしたが、前年の同じ月に比べると7.6%減にとどまった。登録乗用車は3.2%減の25万9813台。このうち3ナンバー乗用車は6.8%減の13万4216台で2ヶ月連続のマイナス、5ナンバー乗用車は0.9%増の12万5597台で2ヶ月連続のプラスとなった。前年比では5ナンバー車が伸びているが、5ナンバー車と3ナンバー車の登録台数を比べると、3ナンバー車が8000台以上上回っている。これは中~大型クラスのSUVやミニバンの販売が好調なためだ。

軽自動車は、前年比14.7%減の17万3573台。乗用(14.3%減)も貨物(16.1%減)も今ひとつ振るわなかったが、乗用車全体に占める軽の割合は38.1%まで回復し、過去6ヶ月では最も高い水準となった。「ダイハツ・キャスト」などニューモデルの登場で市場がやや活気づいた模様。キャストは発売初月の9月に約7000台が登録され、幸先のいいスタートを切っている。

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