軽バン2大巨頭の一つ、ダイハツ「ハイゼット カーゴ」の強みとは?
掲載 更新 carview! 文:伊達軍曹/写真:ダイハツ工業 143
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グレード展開は5つあり(ここではデッキバン、2シーターを除きます)、全グレード4AT、5MT、4WDを選択可能。最上位から以下のようになります。
・クルーズターボ(ハイルーフ)
・クルーズ(ハイルーフ)
・デラックス(ハイルーフ)
・スペシャルクリーン(ハイルーフ/標準ルーフ)
・スペシャル(ハイルーフ/標準ルーフ)
クルーズターボとクルーズはシートの作りを含めてやや乗用車的ですが、それ以外は基本的には「ザ・商用車」といったニュアンスです。
そしてクルーズターボとクルーズはスマアシIIIが標準装備で、それ以外のグレードではその有無を選択可能。グレード名に「“SA III”」が付加されているのが、スマアシIII付きのグレードとなります。
ライバルであるスズキ「エブリイ」との使い勝手を比較しますと、基本的には甲乙つけがたく、どちらも「日本のはたらく車」として非常に優秀です。しかし荷室開口部の広さや長さなどはすべて、ハイゼット カーゴのほうが微妙に“下回っている”のが現実です。これは2017年11月に大規模なマイナーチェンジを受けたとはいえ、基本部分は2004年当時の作りを踏襲しているゆえの現象でしょう。
しかし数値の違いは微々たるものであり、具体的には、長さ380mm×幅310mm×高さ280mmのみかん箱の積載可能数は、ハイゼット カーゴが65個で、エブリイが69個。微妙なところではありますが、実際の使用場面においては「誤差の範囲」と言えるはずです。
前述したとおり、甲乙つけがたいハイゼット カーゴとエブリイの「両選手」ですが、ハイゼット カーゴが明らかに上回っているのは「MT車にも先進安全装備が選択できる」ことでしょう。
ハイゼット カーゴはMT車でもスマアシIII付きを選べるのに対し(※ただしMT車のスマアシIIIには誤発進抑制機能は付きません)、エブリイのMT車では「スズキ セーフティ サポート」を選ぶことができないのです。
ここをどう評価するかは人それぞれでしょうが、MTの軽バンを仕事または趣味道具の運搬に使いたい場合には、スマアシIII付きのハイゼットカーゴに分があると言えそうです。
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【 ダイハツ ハイゼットカーゴのその他の情報 】
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