モーターが主役の「新型オデッセイハイブリッド」は燃費26.0km/L。ホンダの電動化が加速する
掲載 更新 carview! 文:吉田 匠/写真:篠原 晃一
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オデッセイというと、1994年に初代がデビューしたときのことを思い出す。当時の開発チーフがプレゼンテーションで曰く、ホンダは前を走られると目障りになるような背の高いピープルムーバーはつくらないし、排ガスに黒煙を吐くようなピープルムーバーもつくらない。その回答がオデッセイである、というアピールをしたように記憶している。
実は当時、ホンダの生産工場の天井が背の高いクルマをつくれない高さしかなかった、というお家の事情があったらしいが、たしかに初代オデッセイは、当時はまだ「ミニバン」ではなく「ワンボックス」と呼ばれていたカテゴリーの日本車のなかで相当にユニークなクルマだった。しかもそれが大ヒットになってホンダの業績は急上昇、一時はピープルムーバーのホンダ、とまで言われたものだった。
それから22年が過ぎて、今回試乗したのはオデッセイとして5代目にあたるクルマだ。このモデルの発売開始は2013年秋だから、すでにそれから2年半近く経っているが、1600mmオーバーの全高と両面スライドドアを採用した、オデッセイとしては初の背の高いミニバンである。
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