3月のマーケット概況、駆け込み需要の影響は?
掲載 更新 carview!
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3月の乗用車ランキング(軽乗用車含む)はリコールの影響で後退していた「ホンダ フィット」が首位に復活。前年同期比ではまだ今年1月までのような大幅増ペースには戻っていないが、ニューモデル効果も薄れてマイナスが続く「トヨタ アクア」に後塵を浴びせる。ちなみに13年度累計のランキングでは、フィットはニューモデル効果が年度後半に偏ったこともあり、アクアが2年連続の首位となり、それに「プリウス」が続く形でトヨタ・ハイブリッドの1-2フィニッシュとなっている。
3位を維持した「ダイハツ タント」は3月も前年同期比で2倍近く売って軽自動車1位の座を守り、やや息切れ気味の「ホンダ N-BOX」は台数でも少し引き離された格好だ。とはいえ13年度累計の軽自動車ランキングでは年度後半になってフルモデルチェンジしたタントを引き離し、N-BOXが2年連続で首位を獲得。一時期ほどの勢いはないN-BOXだが、デビューから2年以上を経て今年はホンダがテコ入れに動きだすのか、期待したいところだ。
ミニバンマーケットではトヨタ勢のニューモデルがいよいよ力を発揮し、デリバリーが軌道に乗ってきた「トヨタ ヴォクシー」が「日産 セレナ」を遂に上回る。兄弟車の「トヨタ ノア」とともに売れ筋となるハイブリッド車のデリバリーが2月末に始まり、3月に入って台数も大幅に増加。このトヨタのミニバン兄弟が4月以降も増税をものともせずに伸びてくるのか興味深いところだ。ちなみに13年度のミニバン・ランキングではセレナが首位を維持。これでセレナの年度トップは6年連続となり、コンスタントに人気を保ってきた強さを見せつける形となった。
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