エコカー減税の明と暗 ハイブリッドは絶好調!
掲載 更新 carview!
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今回は6月の日本メーカー製乗用車の販売データから、ハッチバック、セダン、ステーションワゴン、ミニバン・1BOX、クロカン・SUV、クーペ・オープン、軽乗用車という7つのボディタイプ別に売れ筋モデルをチェックしていこう(販売台数は日本自動車販売協会連合会と全国軽自動車協会連合会の発表値をベースに、軽自動車の一部と、トヨタカローラのように同じ車名でもボディタイプが複数あるクルマはメーカー調べのデータで集計)。
日本メーカー製乗用車(軽乗用車、海外生産車、スズキのシボレーブランド含む)全体では30万2209台で、前年同月比は88%と11カ月連続のマイナスが続いているが、下落率は前月より5.3ポイント回復。これで3か月連続のマイナス幅減少となり、クルマ販売の低迷に下げ止まり傾向が明確になってきた。
ボディタイプ別ごとの単月合計では、全乗用車中ダントツの2万2292台を売り上げた「トヨタ プリウス」が牽引役となったハッチバック部門が10万5492台で、前年同月比118.1%と2ケタのプラス。プリウス、「ホンダ インサイト」のハイブリッドカーはもちろん、コンパクトカーにもエコカー減税対象車種が多いのが追い風になっている。
ただエコカー減税による“お得感”が今一つの軽乗用車は、全体では9万9549台で前年同月比82.2%と7カ月連続の前年割れ。コンパクトカーの売れ行きは、エコカー減税“特需”という一面もあり、今後の動向が注目される。また日産勢はミニバン・1BOX、クロカン・SUV、クーペ・オープンの3部門でトップになったが、軽乗用車を含めた合計では4万1285台、前年同月比は80%と全乗用車メーカー中最低。量販車種にニューモデルがないのが響いているようだ。それでは6月の各ボディタイプ別売れ筋ベスト5を紹介していこう。
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