ベントレー“Speed”に試乗。名車コレクター涌井さんに聞くブランド論
掲載 更新 carview! 文:小沢 コージ /写真:小林 俊樹
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ベントレーブランドがいつから“Speed”の称号を使う事になったかというと、今から90年以上前の1923年まで遡らなければならない。実は創業1919年とやたら古いベントレーだが、2年後の1921年には1号車の「ベントレー 3リッター」が生まれ、さらに2年後の1923年にはそのハイパワー版の「ベントレー 3リッター Speed」が登場している。
これまたノーマルプラス数馬力のエクストラパワーを得ていたわけで、こんな昔からベントレーのマインドは変わってないわけだ。
そして今回の試乗舞台となり、世界的なロールス・ロイス&ベントレーコレクションを抱える埼玉県加須市の「WAKUIミュージアム」の館長であり、コレクターの涌井清春さんは言う。「ブランドっていうとね、フツー日本人はデザインとか性能のことを言いますが、僕は“人”だと思います。だから創業者のW.O.ベントレーが生きていた1933年以前のモデルに乗るんです。すると彼がどういう人なのか分かってくる」
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