東京モーターショーほど多様性に富んだショーは無い ~清水和夫はこう見た~
掲載 更新 carview! 文:清水 和夫
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場所を東館に移すと、トヨタのブースが目に飛び込んでくる。いつもと違ってトヨタブースが心地良いのはなぜか? よく見るとミニバンが消えているではないか! ステージの上には「新型プリウス」とヤンチャなイメージの「C-HR コンセプト」。どちらも「TNGA(トヨタ・ニュー・グローバル・アーキテクチャー)」という新しいプラットフォームで開発されている。特徴的なのは低重心。プリウスの場合はヒップポイントが約60mmも下がり、重心も20mm低くなっている。しかもリアサスは四駆を考慮してマルチリンクだ。ということで、AWDもあり、走りもスポーティになる新型プリウスへの期待は大きい。
「C-HR コンセプト」のチーフエンジニアはアマチュアレーサーの古馬さんだ。彼はハンドルを握るとめっぽう速い。レースでは私の五番弟子。古馬さんに「コンセプトは?」と聞くとずばり「カッコと走りです、それ以外考えていません」と謙遜する。よく見ると、このSUVは5ドアで、リヤドアが存在するのだ。来年春のジュネーブショーで発表される市販車も、ほぼコンセプト通りにデザインされるらしい。パワー・プラントはプリウスと同じハイブリッドと1.2リッター・ターボが用意される。ターボにMTがあれば買いではないだろうか。
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