ランクル80のフルタイム4WDと日産サファリY60のパートタイム4WDを比較した場合のメリット、デメリットは何ですか？またどちらが好きですか？

Answer 1

ランクル80の方が高性能ですが、個人的なY60サファリは大好きなクルマです。媚びていない硬派なクロカンですよね。

■Y60 サファリ

昔は4WDといえばパートタイム式4WDで、悪路等を走る等緊急時のみ手動で四駆に切替えました。硬派ではあるのですが、二輪駆動で走行中に滑りやすい路面に遭遇しても、四駆の恩恵を受けられません。また、四駆に切り替えると、滑る路面であれば、タイトコーナーブレーキング現象は発生しませんが、やっぱり曲がらないので、危険なほどアンダーステアになったりします。それに曲がっていても絶えずどこかの車輪が滑りながらなので、4輪グリップ走行できないのですよね。電子デバイスとの相性悪いのも難点ですね。
Y60サファリについては、リアデフロックを選べたので、対角線スタックや片輪スタックには対処していましたね。

■80 ランクル

一方、80系のランクルにはフルタイム4WDは2種類ありますね。ABS付きのモデルにはビスカスカップリングを備えた「センターデフ式フルタイム4WD」で、タイトコーナーブレーキング現象なく常時四駆走行可能で前輪スタック、後輪スタックも対応していました。もうひとつは、センターデフロック付のベベルギア式センターデフ式フルタイム4WDですね。
機械式の四駆システムとしては、センターデフ式フルタイム4WDが性能面では頂点にあるので、この時点で80の方に゙アドバンテージありますね。不意に滑る路面に゙遭遇しても四駆の恩恵ありますし、カーブでも四輪駆動のまま四輪グリップ走行できます。但し、センターデフにLSDかデフロックがないと、４輪のうち１輪でも空転すると進めなくなるのですが、ランクル80はしっかりそのあたりも対処していましたね。左右輪のデフも前後輪共にデフロックを選べたのも強みでした。


バブル時代かつ初代パジェロブームで乗りやすい高級志向のクロカンが求められていた中で、パジェロより車格の高いランクル80が登場したことで、空前のヒットになりました。その間、硬派なサファリは日の目を見なかったのは残念でした。

憧れていたY60を購入して、丁寧に治して一生乗るのもいいなあと思いました。リアルにかっこいいですよね。

長くなり失礼いたしました。何かご不明な点などありましたら、追加でご質問いただけましたら幸いです。

Answer 2

センターデフがあるフルタイムの８０と、
基本はFRで必要時にだけフルロック４WDに切り替えるパートタイムのＹ６０との差異ですよね。
舗装路などの走行では８０の方が安定します。

個人的には、よりスパルタンな造りで、標準でリアスタビを外す機構のあるＹ６０が好きです。