新車の納期がやたらに遅れているのは何故ですか？ トヨタ・ホンダその他のメーカーでも、人気の数車種は納期が6～8か月と とんでもなく遅れているようです。

Question

もちろんランドクルーザーなどは例外としても・・・

netでも書かれているし販社のセールスもいろいろ言い訳していますが
本当のところ理解に苦しみます。
・半導体が手に入らない
・ハーネスなど原材料の生産遅れ
・海外重点で国内マーケットは後回し
・新機能や法律制限の改正で設計変更が多くラインが止まる
・検査基準等不正の影響が尾を引く

何が本当か分かりませんが、市場の購入希望が多いのに供給が間に合わない
なんて利益実現の可能性すら潰しているようなものです。
それでメーカーは大儲けならわかりますが、トヨタもホンダも収益見通しは
甘くないようだし・・・どうなっているのでしょう。
天候によるトマトの不作とは訳が違うと思いますが・・・

Answer 1

一番大きいのは半導体の供給不足ですよ。
なので、車本体が納車されてもスペアキーだけ後日なんてことも起きています。

機会損失があると言っても、材料がなければ作りようがないのですから、どうにもならんでしょうということですね。
もちろん、そういった問題への対応として新工場を作ったりしようとしていますが、新しい工場が稼働するようになるには10年規模で期間がかかりますからね。

ちなみに半導体不足になった理由は色々ありますが、ウクライナ戦争（ウクライナは半導体製造に必要な原料を結構供給していた）や米国による対中制裁（製造機器などを中国に輸出しないようになったことで中国が生産できる半導体製品が減った）、そもそもの需要増加（AIやスマホの高度化、自動車のハイテク化等々）、コロナ禍によるロックダウンの影響を引きずっているなど色々あります。

Answer 2

海外重点で国内マーケットは後回し・・・・これは嘘です。
トヨタはレクサス以外 輸出車を国内で生産していません。海外で作り海外で販売しています トヨタ程 徹底はしていませんが 多くのメーカーは輸出車の多くを海外の工場で生産します。

ひところに比較し 半導体は手に入りやすくなっていますが バックオーダーなども有り 落ち着くまでには あと二年 タイヤなどのゴムも不足しています。
タイヤ価格が三年前から大幅に高騰していますが 合成ゴムも十分ではありません。タイヤ以外もゴムはいっぱい使っています。

昨年のトヨタは空前の黒字・・・・海外で輸出車を作っているからです。
国内で作れば 車の原価が上がります・・・・円安の問題で・・・コストが上がり 輸出すれば円安差益は出ますが 生産コストが足を引っ張ります。
海外で作れば 円安の差損は出ません もちろん 円安の差益も出ませんが
利益を国内に付け替えるときに 為替の差益がまるまる出ます。
日本で作り輸出するより 海外で生産し海外に売る方が儲かります。
今年は 円安が少し落ち着いたので 昨年より差益が少なく 減益の見込みですが 昨年一昨年が儲かりすぎで それと比べれば 儲からないというだけです。

Answer 3

今年に入ってからは
半導体やハーネスの問題ではない
単純に月産計画より販売台数が
何倍も多くなってるだけでは無いの？

例えば月販3000台の計画の車が
受注15000台になれば、計画の5倍
5ヶ月ほどの納期になるでしょう。

月販3000台の車を倍にするって
簡単な事では有りませんよ
納入してる下請けが対応できるか
工場の作業員を確保できるかなど
色々な事が絡んでくるからね。

少しして納期が短縮されたら
工場の稼働率も下がってくるし
雇った作業員の仕事も無くなるし。

Answer 4

そもそもが受注に対して供給が追いついていないんですから、何か起きて生産が止まれば更に先延ばしと言った形になってしまいますよ。

別の事に置き換えてみた場合

貴方は友人と2台で出掛けたとして、貴方が先行して走行。
友人は後から付いて行くも、信号やらに引っ掛かって遅れる。
貴方はどんどん先に進み調子良くノンストップで進んで行ける、何故か友人は信号ばかりか遅い車に引っ掛かったり喉が渇いたトイレに行きたい、休憩したいとどんどん遅れる。
貴方との距離は離れるし目的地の到着予定時刻も遅くなる。

あくまでも仮の話ですが、受注と生産も似た様な形にもなりますよ。
人気車種なら尚のこと、生産を増やすにも限界がありますし。