オーストラリア・メルボルンの２０１８シーズンＦ１開幕戦、フリー走行から予選そして決勝に至るまで、食い入るように全１０チーム全２０ドライバーの戦いぶりをテレビとインターネットのウェブサイトで見続けた。

Question

プレシーズン・テストの内容からして僕はメルセデスのブッチギリを予想していたが、トップ３チームにあっては何が起こるか分からないという、まさにハラハラドキドキの“退屈”なレース展開で、結果的にフェラーリのセバスチャン・ベッテルが１７シーズンと同様に開幕戦を勝ち取った。

しかし僕はトップ３チームによるハラハラドキドキの“退屈”なレースよりも、マクラーレン・ルノーとトロロッソ・ホンダによるチキチキバンバンの“愉快”なレースに注目してしまった。戦果だけに限ればマクラーレン・ルノーの圧勝という感じではあったが、それはリザルトのみに頼った狭い見方である。

ハース・フェラーリが不可解なリタイアをしなければ、またメルセデスのバルテリ・ボッタスが“定位置”からスタートしていれば、マクラーレン・ルノー vs トロロッソ・ホンダも前者の圧勝にはならなかったと思う。すなわち、この因縁の２チームは非常に拮抗したポジション争いを行っていたようにも感じる。

ここで１８シーズンにおけるＦ１各チームの年間予算を見てみよう。筆頭はメルセデスで約５９０億円。これに約５６０億円のフェラーリと約４６０億円のレッドブルが続いてトップ３を構成する。以下、約３３０億円のマクラーレン、約２６０億円のルノー、ウィリアムズとサウバーは約１８０億円とほぼ同額。そしてトロロッソ・ホンダが約１６０億円。え？ ハース？ え？ フォース・インディア？ 知らんがな……

Ｆ１は年間予算が結果に著しく反映するもので、トロロッソがほぼ倍額の年間予算を持つマクラーレンに勝てるはずもないのは分かりきったコト。つまりマクラーレンの半額しか年間予算を持たないトロロッソがマクラーレンをやっつけたとしたら、それは“事件”である。落ちぶれたとはいえマクラーレンが、Ｆ３チームに毛が生えた程度のトロロッソに負けるわけがない。

エンジン・パワーだけで結果が左右されていた時代は、すでに過去の出来事である。シャシーの性能、パワーユニットの性能と信頼性、ドライバーの力量、これらすべてがパッケージとして結果に反映される近年のＦ１では、もっともっとトロロッソはスポンサーから予算を無心して、それを原資としてシャシーを開発し、ドライバーにはもっともっと契約金をはずむ必要がある。そしてパートナーであるホンダは、グリッド降格ペナルティなど気にせず、高い性能と高い信頼性を持つＰＵを次々に投入することで好結果につなげるべきだ。

もっとも、トロロッソ・ホンダ以外のチームやマニュファクチャラーだって、尋常ではないくらい多額の予算を確保してジャンジャンバリバリと開発に努めている。となれば年間予算でライバルに遠く及ばないトロロッソ・ホンダは、彼らに追いつくためには何かを犠牲にしなくてはならない。その犠牲とは先にも述べたようにグリッド降格ペナルティで、これを甘んじて受けてでも積極的にＰＵを開発していくべきと考える。

すでにホンダはマクラーレンと組んでいた時期、３０や４０のグリッド降格ペナルティなんてヘッチャラだったと僕は記憶している。しょせん今年のＦ１参加台数は最大２０を数えるしかなく、１００や２００という後ろへ引っくり返るようなグリッド降格ペナルティを科されたって、スタートでは実質的に１９番手や２０番手までしか落とされない。決勝レースで最初から周回後れにされるわけではないトロロッソ・ホンダは、この規則をおおいに活用してジャンジャンバリバリとＰＵ開発に精進して欲しい。
そう思いませんか？

Answer 1

ホンダとしては、レッドブルの信頼を勝ち取るためにはポイント度外視しても速さを見せる必要はあるかもしれない。
しかしチームとしてコンストラクターズ順位がそれこそ来年の予算に直結するわけだから１つでも上の順位で終わりたいに決まってる。
今年と違って来年の車の開発はもう始まってて、来年こそが表彰台を狙う年。
順位どうでもいいから開発しろは少し乱暴。

Answer 2

ウザイ！

ネチネチしつこい！！

オタクでキモイ！！

友人に持ちたくない！！！

そんな人間性が表れる文章です。

Answer 3

ホンダかトロロッソにどれだけ
投資できるかに掛かっているかと...

Answer 4

そう思いませんか？

エンジン開発能力・予算

「21戦でエンジン3基の規則はクレイジー」とメルセデスが批判
https://www.as-web.jp/f1/194806?all