筆頭株主と買収は一緒なのでしょうか？

Question

もし筆頭株主が51%以上持っているとすれば経営権があるのでその会社を自由にできると思うのですが、例えば、自分の会社に吸収、または、技術漏洩も可能になってしまうのでしょうか？

また、日産、三菱自動車などはルノーが筆頭株主ですが、これは買収されて、日本企業じゃなくなっているということでしょうか？

Answer 1

筆頭株主は発行済み株式のうち、一番多くの割合を持っている方が筆頭株主と言われてます。
企業Aが企業Bの発行済み株式のうち51%を超えて所有した場合BはAの子会社になったと言えます。この状態がAがBを買収したという状態です。
AがBの発行済み株式の50%以下の所有の場合はBはAの関連会社と呼ばれていますが買収されたことにはなりません。
51%以上取得しなければ買収にはならないです。

日産、三菱自動車、ルノーは相互持合いの関連会社です。お互いに30%づつ相互に持っていますので上下関係のない対等な立場の関連会社です。さらに、ルノー日産三菱自動車アライアンスという統合会社を新設して、それぞれ、その傘下の企業として独立した会社になっています。ですから、日産も三菱自動車も日本企業のままです。

質問者からのお礼コメント

とてもわかりやすく説明して頂きありがとうございました。