ゴーンさんを日産役員から外すには、株主総会での可決が必要だが、 その為の議決権の多数をルノーが、握っている。

Question

だから、日産はゴーンさんを取締役解任する為には、
増資で既発の日産株式を希薄化するか、
ルノー株式を大量に買い付けるか、
どちらかをしなけれならないはず、

その為に他の自動車会社から、または銀行から、
増資のための資本を調達するか、
または債券を発行するなどしなければならないはずだが、
もし、これらが株主総会での承認が必要となる方法では、
ルノーの反対で実現しなくなるはずです。

また特捜部が司法取引で「不起訴」と決めた
内部告発の法令違反について、
ゴーン容疑者を弁護するヤメ検弁護士が
反訴で告発してきたら、その告発は有効なのか？

この辺りの問題があるから、
昨晩の日産取締役会は予定よりも
かなり長引いたのではないか？と思います。

この辺りの事情は、どうなのでしょうか？

Answer 1

欠格事由に該当して、資格喪失の可能性もあるようです。

＞昨晩の日産取締役会は予定よりも
＞かなり長引いたのではないか？
ルノー側の人も含めて、「全員一致で」解任するのに時間がかかったみたいです。

Answer 2

そんなものは必要ありません。９人で構成する取締役会
で出席者の過半数が賛成すれば解任されます。カルロス
・ゴーンとグレッグ・ケリーは欠席しますから、残りの
７人の内でジャンバプティステ ドゥザンとベルナールレ
イが反対しても、残りの西川派の５人が賛成して解任と
いう議決になります。しかし今回の取締役会では出席者
全員が解任に賛成しています。ルノー出身の２人も事件
に巻き込まれたくはなったのですね。これにはもしルノ
ー側が金融商品取引法違反容疑者であるカルロス・ゴー
ンを残留させろというような不当な要求をした場合は、
ルノー側は日本の法律の会社法第308条により、43％の
日産の株式を保有していても、ルノーが持つ日産への議
決権を失うのです。また日産に25％の株式を譲らざるを
得なくなり、フランス政府はルノーの筆頭株主という立
場も失うのです。犯罪者をそのままＣＥＯとして残せな
んていう理不尽な横車は、いくら議決権があっても要求
することはできないのです。