カルロス・ゴーンはリストラしまくって日産を黒字にして、自らは王様みたいな生活してたイメージあるのですが、彼が行った良いことと悪いことを教えてください。

Answer 1

功績：2つの看板車(スカイラインの名の取れたGT-Rと復活したZ)を世に出したこと。新しい日産の顔となる車種のいくつか(エクストレイル(2000-)・リーフ(2010-)・ジューク(2010-)など)を誕生させたこと。天文学的な額の借金を完済するなど、リバイバルプランを成功させたこと。

失敗：資本主義の成長神話の面しか見なかったこと。後継者の育成もしくは教育を怠ったこと(成長路線を何ら修正することなく踏襲した現経営陣は、成長が頭打ちになった市場でパイの奪い合いに負けて再び膨大な不良資産を抱えることに。ちなみにゴーン自身はリバイバルプランに対し「達成できなければ辞める」という覚悟で臨んだが、今の経営陣にはそんな覚悟のカケラもない)。社内の悪しき派閥争いを一掃できなかったこと。北米向け車種インフィニティ/G35に11代目スカイライン(2001-)の名を関して日本市場に投入したこと。4代目マーチ(2010-)を第三世界向けの低価格・低品質車に位置付を変更した結果、マーチを迷走させて廃盤に追い込んだこと(3代目マーチ(2002-)とは対照的)。

ちなみにホンダは藤沢武夫、ソニーは太刀川正三郎、スズキは鈴木修という経営畑の人物による舵取りが功を成した側面も大きいです。あと松下幸之助は技術畑の人間でなく経営畑の人間としてみられるのが一般的です(彼の残した書籍等は全て経営論です)。アップルも経営畑のジョブズの方が技術畑のウォズニアックよりはるかに上にみられています。そもそも日産自動車は財閥系の会社で自動車製造業も自ら興したものではなく買収で手に入れたものです。

Answer 2

彼の本質はコストカッターです
なのでムダだらけで傾いていた日産を立て直せました
それが彼の行った良いこと

しかし彼にとって朝飯前の出来事で
成功はカンタンに手に入るようなものだった

その成功により左うちわで質問者さんのいうような生活していたのでしょう

しかし一方で自動車メーカーとしてダントツの良い会社ににすることには失敗しました
それが悪いこと

会社体質の改善と優良人材の獲得、そしてその組織化にはどうやら失敗したようです

成功したなら彼の退任後もそこそこいい会社であり続けたろうからです

Answer 3

ゴーンの良いところは、人情から日本人経営者達が出来なかった
日本人のリストラや工場閉鎖をキッパリやったことでしょう。
ですが、日本人経営者達が出来なかった技術者もリストラです。
何が残るって、安く使える組み立てるだけの外国人社員です。

言うなれば、今の亀田製菓みたいなもんですよ。
外国人をトップにしたことで、日本人が重要としていた材料や部品を軽視し、
勝手に安くコストを抑えられる外国産を使う。
そして、自分が外国人であるが故に、外国人の王国を作ろうとした。
その結果が、技術流出、有能な技術者の流出です。
更に世論から信用を失い株価も下がる。

ゴーンは私利私欲で会社を乗っ取った感じですからね。
横領が酷いし、それをきちんと説明せずの逃亡ですからね。
つまり、日本の技術を潰す行為をやっていた外国人スパイですよ。

リストラすることで倒産寸前の会社を持ち直すことは出来ても、
未来的に会社存続できないなら、意味がないです。
その程度なら、誰でも出来ました。
自分の資産を増やすために必死で、会社の未来を考えなかったことが失敗でしょう。

Answer 4

立て直しの功績は認めざるを得ない。
誤解であったという説もありますが、フランス政府の「日産乗っ取り計画」を知る立場にありながら、それを隠していたこと。

Answer 5

ゴーンのやったことの最大の功績は、倒産寸前の大企業を黒字に戻したこと。
最大の失敗は「技術を無視」したこと、です。
日本の大企業で今も継続している企業は、創業者が全員技術屋なんです、ホンダ・松下・ソニー・スズキ。ゴーンは販売屋で技術屋ではない、それが今のニッサンの姿です。