ジャガーが初めてディスクブレーキを採用したように昔（徳大寺さんが凄く推奨）は凄いメーカーだったのは何故でしょうか？サイドカーメーカーからの発展なども。

Question

https://www.youtube.com/watch?v=1sNuhqf6y60&t=393s

Answer 1

ジャガーに限らず、ロータスなどのイギリスのメーカーは、
「自動車技術的な新機軸ばかりか、物理的にも新機軸」を取り入れることに積極的でした。

例えば、
①ダンロップの空気入りタイヤ
・・・「摩擦力＝摩擦係数ｘ荷重、であり接触面積などは関係無い。係数と荷重だけで決まる」という、物理の古い理論に縛られていては、決してできない発想です。
※タイヤの摩擦力＝トレッドゴムが持つ弾性体の摩擦力を、内部の空気と、タイヤの弾性構造体が数十倍に増幅したもの。


②ジャガーの４輪ディスクブレーキ
・・・「ブレーキの制動力とは、タイヤの回転を止める力（トルク）だ」という、物理の古い理論に縛られていては、決してできない発想です。
※ブレーキとは、車体の運動エネルギーを熱エネルギーに変換することで、車体の運動エネルギーを減らし、車体を減速する装置。
ディスクの方が、ドラムに比べて発熱量が圧倒的に多い。

③ロータスが1980年頃までに持ち込んだ全く新しい発想による新機軸で、2023年の今でも、基本になっているものは、
・バスタブ型モノコックシャーシ
・エンジンをボディの構造体として利用すること
・グラウンドエフェクト

というように、イギリスのメーカーは、ドイツ車の圧倒的な性能に対して、新機軸で対応しようとしていたからでしょう。

Answer 2

一口でいえば、創業者サー・ウィリアム・ライオンズさんの商品企画力が優れていたことでしょう。高性能でカッコ良く、その割に廉価な車を作り、売り、成功したと言えると思います。