ジャガーXJ-S V12の運転経験のある方に質問です

Question

２０年前、免許を取るか取らないかくらいの頃、憧れの車でした

当時はショールームに新車が展示されており、その豪華さにお口ポカーンでした

値段は確か１２００万+諸費用だったような・・・

今では１００万くらいから売っておりますが怖くて手は出せません（笑）

さて、このジャガーXJ-S V12・・・５０００ｃｃ、３AT、車重１７００ｋｇオーバーと

私の乗るBMW318とはかけ離れた規格の車、乗られた方どんなだったか是非感想をお聞かせ願いたいです！

燃費や故障についても気になるところです！

Answer 1

９０年式のXJ-Sカブリオレを９年以上所有しています。

私の車は5300CCの３ATです、太いトルクで走りますので、一般動などは1500回転～2000回転で十分対応できます。
変速ショックは、ほとんど感じません。
スピードは出ますが競う車ではありません。
年式も古いので人に見せびらかすのではなく、自分の世界で優雅に走らせてあげれば良いと思います。
できれば、買い物・通勤用等ににもう一台確保しましょう。

また、良い整備工場との付き合いも肝心です、ディーラーよりも専門の工場のほうが詳しいですし親切に対応してくれます。

もうあと何年かすると優雅で贅沢なこの類の車に乗る事も出来なくなるかも知れません。
好きなら購入をお勧めします。

燃費ですが一般道で5～6キロ（渋滞無し）高速7～9キロです。

故障は、エンジンなど走行に支障のある部分は丈夫です。
電気系統は、年式が古いので問題が出てきていますが必要な個所のみ修理すればいいと思います。
コンクールコンディションに保とうと思えば大変な出費になるでしょうが、楽しむ位ならそんなに心配することはありません。
ただデフ・ステアリング・オイル漏れなどに手をつけると30万～で飛んでいきます。
新車時1200万の車がその位の出費で維持できるのなら安いと思いますが…

また、内気循環に出来ないと他の回答者からありますが、後付けで対策の装置が1万円程度で出ていますので大丈夫です。

質問者からのお礼コメント

車同様ジェントルなお答えありがとうございます！一度乗ってみたいですねぇXJS

Answer 2

XJ-Sのドロップヘッドクーペに15年ぐらい前に乗ってましたが，確かに優雅な車ではありましたね。

よく1気筒ずつ火が入るようだと評されるエンジンの始動も独特でしたし，あくまでもハイパワー追求ではなく，余裕を持たせるための大排気量でしたから，BMWの12気筒のような高回転まで一気に吹けると言うよりも，緩やかに淀みなく吹けるという感覚でしたね。
3ATでしたが，大排気量でトルクが太いため，段数が少ない事が気になるようなことはほとんど無かったですし，小さめのシートや，大きくて細いステアリング，繊細なシフトノブなどやはりジャガーならではの雰囲気を持っていました。
乗り味も，ドイツ車のような高速でびしっと走るという感覚は薄かったですが，アメリカ車よりはしっかりしており，街乗りでの乗り心地もショックを軽くいなす独特の乗り心地でした。

もちろんマイナス要素もあり，回転半径が大きく狭い路地やパーキングではちょっと取り回しに苦労しますし，燃費はご想像通りよい車ではないので，だいたいリッターあたり3キロ台でしたね。

同じエンジンを載せたダイムラーのダブルシックスに乗っていたこともありますが，燃費対策でダブルシックスは左右に独立した燃料タンクがあり，スイッチで一つのタンクがガス欠になりそうになったら別のタンクを切り替える仕掛けが付いていましたよ。

故障も私が乗っていた間には大きなものはありませんでしたが，やはり設計が古いエンジンだけにそれなりにあるようで，修理代も高いですから，維持費は税金も含めてかなり高いといって良いでしょう。
大がかりなマイナーチェンジ後に同じボディに乗っていた4リッターの直6エンジンの方が故障はかなり少ないようですね。ただし，ステアリングが太くなったり，ATが4リッターモデルはJゲートになったりと繊細さは薄くなってしまいましたが。

まあ，古い車だけに前のオーナーの取り扱いやメンテナンスによって，かなりコンディションのバラツキがあるようです。
とりあえず，エアロパーツ装着やロープロファイルタイヤを履いてるような個体は，車の性格を理解していないオーナーが持っていた確率が高いですから，パスした方が良いでしょうね。

今となっては，ローテクで何もかもが無駄のかたまりのような車ですが，その無駄が生み出す独特の雰囲気は他の車では得ることができない魅力でしたね。

今後こんな車はもう生まれないかも知れませんが，ベンツのSクラスに乗るより遙かに優雅な気分にさせてくれる一台でした。