MAZDAには創業者一族が要職に就いてなく大株主でもないのか？

Question

創業者の松田重次郎さんから親子三代で社長職を全うしてMAZDAの礎を築きここまで大きくしてきたのに三代目社長以降は外部の社長で今や創業者一族は会社の要職にも就いてないばかりか、大株主でもないとありました。
豊田家のように株を大量に持っていたりしないのはどうしてでしょうか？
MAZDAには松田重次郎さんの魂は現在でも受け継がれているのでしょうか？
広島の為にあそこまで尽力した人はいないのではないでしょうか。
フォードの軍門に降り創業者一族は追い出されたのでしょうか？

Answer 1

MAZDA(昔は東洋工業)と言えば､ロータリーエンジンです。

アメリカで排ガス規制が厳しくなったとき
ロータリーエンジンは、ガソリンのレシプロエンジンよりは排ガスがクリーンだったので、この会社は勝負に出たのです。
小型車にまでロータリーエンジンを搭載するモデルを用意するまでに。
今で言うと、
デミオにまでロータリーエンジン搭載モデルを用意したようなモノです。

そこへオイルショックが訪れます。
ガソリンの価格が大幅に上昇しました。
ロータリーエンジンは燃費が悪かった(RX-7はリッター8ｋｍ位だとか）ので､販売は不利になります。

経営が厳しくなり
住友銀行の支援を仰ぎます。
経営不振の責任を取る形で､創業者一族は会社の経営から退きました。
本社は安芸郡府中町にあるとはいえ
工場や関連企業、協力企業(当時は『下請け』と言ってました)が多く広島都市圏に出来たので、まわりも私情を挟めなかったのでしょうね。

その住友が提携相手に選んだのがフォードです。
知名度が低かった東洋工業(MAZDA)ですので
OEMとはいえクルマが売れるのならば
得策だったのでは無いでしょうか？