ヘンリー・フォードのヘンプカーは実現していたら、公害問題などは完全とは言えなくてもある程度は改善出来ましたかね？ 全てを麻で作った車って、凄く理に適っているのに残念です。

Answer 1

確かにヘンプエタノールを燃料にすれば大気汚染の割合はかなり軽減されると思います
しかし当時の時代背景を考えると政治的に企業間的にかなり難しかったと思います。
当時のアメリカの石油会社はスタンダード石油のコングロマリットです。即ち、ジョンロックフェラーの独裁帝国です。当時の上院、下院双方ともにロックフェラーロビーだらけだったと思います。
その石油利権がらみの間を突いてヘンプエタノールを流通させる事は非常に困難だったと思います。下手をしたらフォード自体が潰されていたかもしれません 現に1930年代初頭から、大麻の危険性が突然流布され出し、突然大麻栽培、所持、使用に対して高額な税金が掛けられました。
恐らくヘンリーフォードや他の技術者が植物性エタノールの開発が行われていたのでは？と勘ぐりたくなるタイミングでの高額課税です。ヘンリーフォードはヘンプエタノールの開発を行なっていた様ですが、要するにスタンダード石油のロックフェラーに潰されたと言う事ですね
いつの世も既存の利権に新しい考えや技術は圧力をかけられるのは珍しくも無いですね
しかしヘンプカーが実現していたらと思うと感慨深いですね 石油利権など小さな物になりドバイみたいな金満都市も存在せず、ベドウィンが優雅に砂漠を行き交い、先進国では幾つかの大気汚染は無かったはずです。