パオロマルティンというデザイナーが 影響？

Question

モデューロという、世紀のコンセプトカーを作ったパオロマルティンというデザイナーの
ウィッキペディアを見たら、シトロエンGＳのデザインにも影響したとされてますけど、
どの辺りにそれが現れてますか？
詳しい方の見解を教えてくださいませんか？

Answer 1

敢えて、考えられることは、
モデューロのような未来型のデザインをするかと思えば、オーソドックスなデザインも得意なビニンファリーナのデザイナーという立場に身をおいたスタイリストは、特異な歩みをしています。
そういう辺りからいうと、シトロエンGＳやＣＸは、DＳのような奇抜さは無い代わりに、オーソドックスな洗練さがありますね。ですから、マルティンの影響はパーツバーツには表れてないと思います。例えばＣピラーから後のなだらかな下りラインといったものではないでしょうか。同時代のファストバックの中に在って、一際耀いています。これはフィオラバンティ辺りのGＳより以前のBMC1100や1800エアロディナミカにも、ジウジアーロの力作､以後のアルファスッドにも無い微妙なカーブで、まるでこれこそが原典だというクラシカルにも見える彼の特質でしょうか。
ウィッキペディアのライターが何処から引用されたかは解りませんが、おそらくヨーロッパ発の情報でしょう。我が国のクルマジャーナリストには言及した方は無いとおもいます。

質問者からのお礼コメント

有難う御座います。
それにしても、シトロエンにミシュランが付いて積極的に合併吸収して、フランスとイタリアがくっついて一流デザイナーを総動員できるようになって居たんですね。
パオロマルティン以外にもザガートのスパーダ氏にも似たコンセプトカーがあるようですから、ロベールオプロンも実に大した仕事をしたものですね。日本の編集者も、このあたりを取り上げると面白くなるでしょうに……

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