BMW 116iの1600ccエンジンは2Lエンジンと同様に新型となったようですが、試乗などされた方、パワー感などどうでしょうか？

Question

また、この1.6Lエンジンは、MINIやプジョー・シトロエンの1.6Lエンジンとも関係があるように聞きましたが、実際のところはどの程度の技術水準でしょうか。わたしの実体験では、マイナー後のMINIの1.6Lのノンターボに試乗しましたが、パワー感が旧116iよりもありました。

このBMW1600ccエンジンの技術進歩などについて教えてほしいです。ほかの自動車メーカーとの提携関係などもお願いします。

Answer 1

●116i用の4つのエンジン

★04年～
N45B16 115馬力/6000rpm 150Nm/4300rpm 11.6km/L
ボア×ストローク ＝ 84x72mm 1596cc

★07年～
N45B16A 115馬力/6000rpm 150Nm/4300rpm 11.8km/L
ボア×ストローク ＝ 84x72mm 1596cc

★10年～
N43B16A 122馬力/6000rpm 160Nm/4250rpm 14.2km/L
ボア×ストローク ＝ 82x75.7mm 1599cc

★欧州（ドイツ） 10年～
N43B20 122馬力/6000rpm 185Nm/3000-4250rpm
ボア×ストローク ＝ 84x90mm 1995cc

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●上記エンジンの特徴
N45B16系 … バルブトロニックは非搭載
N43B16系 … バルブトロニックは非搭載，噴射圧力＝200barの直噴（ピエゾインジェクタ）
N43B20系 … バルブトロニックは非搭載，噴射圧力＝200barの直噴（ピエゾインジェクタ）

N45系からN43系になり，燃焼室がよりコンパクトになり，直噴化により燃焼効率が改善し，燃費が20%くらい良くなっています。これにより，アクセルを踏んでも非力だった116iでしたが，かなり走るようになりました。早く排気量2.0L版（欧州のドイツには投入済み）を日本でも販売してもらいたいです。排気量が大きいほど，排気量に対して，燃焼室表面積が小さくなるので，冷却損失が相対的に小さくなり，フリクション増分を加味しても，有利になるからです。

●Mini/PSA向けエンジンとは？
形式名 ＝ (BMW)N14B16 (PSA) EP6
出力 ＝ 75 ～ 211馬力
トルク ＝ 140 ～ 260馬力

N43系のエンジンは，N14系エンジンの出力範囲の中に含まれます。

●Mini/PSA向けエンジンとの差異
BMWがミニやPSA（プジョー/シトロエン）向けに開発したN14系エンジンの特徴は下記の通りです。

・駆動系がFF用にボアピッチを短く（84mm)
・排気量，バルブトロニック，過給器および直噴の組み合わせにより，いろいろな出力エンジンを構成
・PSAとの共同開発というのは表向きで，実態はBMW単独開発

一方，N43系の特徴は下記の通りです

・N50系の直6エンジンから2気筒を減らした構成 （ボアピッチ＝91mm）
・世界初のバルブトロニックを搭載したN46系にくらべると，バルブトロニックを省略
・直噴で燃費改善するコスト優先のつくりかたになっています。

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●他のメーカとの提携
BMWはイギリスのローバー社との提携で痛いめにあいましたので，今後，どこかと提携することはありません。しかし台数規模が小さいと，小型車分野で生き残れないため，BMW製エンジンを供給する形の提携をとるようです

・現在進行形 ＝ PSA
・提携交渉中 ＝ サーブ，フィアット

簡単ですが,ご参考になれば幸いです。

質問者からのお礼コメント

お二方、感謝します

Answer 2

まず、116iの1600エンジンとミニの1600エンジンは別物です。

以前の116iの1600はダブルバノスのみでバルブトロニックはついておらず、吹き上がりが良いのですが、パワーが足りなかったようです。
今のは、直噴化されて、7馬力上がりました。
少しは走りが軽くなったようです。

ミニのエンジンは、BMWとプジョーやシトロエングループの共同開発で、1600のNAエンジンはほぼ同じです。
また1600ターボも加給圧が違うだけで同じエンジンです。