現在位置: carview! > ニュース > 業界ニュース > アストン風デザインと究極のエンジン マツダの「次」は二本の矢で勝負だ!!

ここから本文です

アストン風デザインと究極のエンジン マツダの「次」は二本の矢で勝負だ!!

掲載 更新
アストン風デザインと究極のエンジン マツダの「次」は二本の矢で勝負だ!!

一瞬、アストンマーチンか? と思う1台の車は、マツダが東京モーターショーに出展した「マツダ ビジョンクーペ」。そして、もう1台、一際注目を集めたのが“究極のエンジン” SKYACTIV-Xを搭載する「マツダ 魁(カイ)コンセプト」だ。この2台に、マツダの「次」を示す2つの方向性が詰まっていた。

文/写真:ベストカーWeb編集部

未来のWRX STIにみるスバルの“ブレない軸”「走る楽しさは捨てない」【東京モーターショー2017】

マツダの次のデザインは流麗なアストンマーチン風

マツダといえば2012年に発売された初代CX-5以降、SKYACTIVエンジンと、魂動デザインと呼ばれる新しいデザインコンセプトを、全車種に採用してきた。

そして、主要車種のフルモデルチェンジも一巡し、「さて次のデザインはどうなる?」というところに、「次世代マツダデザインのビジョンを示すコンセプトカー」(小飼雅道社長)として送り込んできたのが、このビジョンクーペなのだ。

従来の魂動デザインは、どちらかというとイタリア車的だったのに対して、アストンマーチン風の伸びやかで流麗なスタイルはかなり印象的である。

これまでマツダは漢字1文字のコンセプトカーを出して、そのデザインを生かした市販車を発売するという流れがあった。例えば2011年の東京モーターショーに出展された「雄(タケリ)」は、2012年に発売されたアテンザへとつながった。雄(タケリ)とアテンザを比べると、量産化に際して全幅は少しだけ狭く、全高は少し高められたものの、アテンザは、ほとんど雄(タケリ)の基本デザインを踏襲して市販化に至った。

この流れを考えると、ビジョンクーペが次期アテンザのデザインベースという可能性は高い。アテンザとして見るならば、FR車のような長いフロントノーズや4ドアながら「クーペ」と名乗るシルエットは、かなり“攻めの”デザインに感じる。

“究極のエンジン”世界初搭載の「魁」は次期アクセラを予見

新たなデザインとともに、マツダの「次」の方向性を担う柱が、“究極のエンジン”。

小飼社長は「今回の東京モーターショーでは、今後の地球環境保全に最も影響を与える内燃機関(=エンジン)のリソースを中心にご覧いただきます。次世代のマツダの更なる一歩へ。その幕開けを担う世界初公開のコンセプトモデルをご紹介します」と高らかに宣言し、魁(カイ)コンセプトがお披露目された。

同車は、世界一を目指した究極のエンジン、SKYACTIV-Xを搭載した初のモデル。ガソリンエンジンでは難しいとされてきた、ディーゼルエンジン同様の「圧縮着火」方式で、燃焼制御を実現したSKYACTIV-Xは、燃費を従来比で約20%、トルクも全域で約10%の向上を果たしている。

そして、夢のエンジンを搭載した魁(カイ)コンセプトのサイズは、アクセラとほぼドンピシャリ。これが次期アクセラへと繋がっていることは、ほぼ間違いないと言っていい。

◆  ◆  ◆

マツダの次世代モデルの軸は、新しいエンジンと究極のエンジンの2つ。次のアテンザ、アクセラはもちろん、次のデミオ、CX-3などの主要車種も2つの軸を中心とした次世代モデルへスイッチしていく。

エンジンはまだまだ進化する! 乗る者をワクワクさせるマツダ車の新時代が、ここから始まる。

こんな記事も読まれています

【顧客の平均年齢43歳】 カリナンがシリーズIIへ進化 ロールス・ロイス製SUVが成し遂げた功績
【顧客の平均年齢43歳】 カリナンがシリーズIIへ進化 ロールス・ロイス製SUVが成し遂げた功績
AUTOCAR JAPAN
第9戦はキャシディが21番手から逆転優勝。第10戦はダ・コスタがポルシェに母国勝利をもたらす/フォーミュラE
第9戦はキャシディが21番手から逆転優勝。第10戦はダ・コスタがポルシェに母国勝利をもたらす/フォーミュラE
AUTOSPORT web
ポルシェ・ペンスキー、キャデラックの牙城を崩しIMSAラグナ・セカを制す。恐竜カラーの911がGTDプロ初優勝
ポルシェ・ペンスキー、キャデラックの牙城を崩しIMSAラグナ・セカを制す。恐竜カラーの911がGTDプロ初優勝
AUTOSPORT web
3500万円! 日産が新型「GT-R」実車展示! 存在感スゴい「最強仕様」がNYに登場! 進化した「新デザイン」採用に反響あり
3500万円! 日産が新型「GT-R」実車展示! 存在感スゴい「最強仕様」がNYに登場! 進化した「新デザイン」採用に反響あり
くるまのニュース
テインの純正互換ショック「EnduraPro」シリーズにカローラクロスなど5車種の適合が追加
テインの純正互換ショック「EnduraPro」シリーズにカローラクロスなど5車種の適合が追加
レスポンス
「デコトラ=ど派手な改造=違法」は偏見でしかない! いまほとんどのデコトラが「合法改造」に収めているワケ
「デコトラ=ど派手な改造=違法」は偏見でしかない! いまほとんどのデコトラが「合法改造」に収めているワケ
WEB CARTOP
【2024年】自動運転・運転支援機能の満足度調査。車線維持支援システムの意外な不満とは?
【2024年】自動運転・運転支援機能の満足度調査。車線維持支援システムの意外な不満とは?
グーネット
多彩なキャンピングカー&アウトドアビークルが大集結!モーターキャンプエキスポ2024
多彩なキャンピングカー&アウトドアビークルが大集結!モーターキャンプエキスポ2024
グーネット
アウディ「Q2」 街乗りのシーンにピッタリ、シックな限定モデル発表
アウディ「Q2」 街乗りのシーンにピッタリ、シックな限定モデル発表
グーネット
めちゃ流行ってる「謎のギラギラ」なんのため? 超高級車の証!? 知ってるようで知らない「キラキラパーツ」の正体とは
めちゃ流行ってる「謎のギラギラ」なんのため? 超高級車の証!? 知ってるようで知らない「キラキラパーツ」の正体とは
くるまのニュース
キャデラックの最高級SUV『エスカレード』、大胆フェイスで今夏デビューへ…デザイン大予想
キャデラックの最高級SUV『エスカレード』、大胆フェイスで今夏デビューへ…デザイン大予想
レスポンス
「レヴォーグSTIスポーツ」と「ソルテラ」の展示&試乗に「アイサイト体験」と盛りだくさん! スバルブース出展情報【ル・ボラン カーズ・ミート2024 横浜】
「レヴォーグSTIスポーツ」と「ソルテラ」の展示&試乗に「アイサイト体験」と盛りだくさん! スバルブース出展情報【ル・ボラン カーズ・ミート2024 横浜】
LE VOLANT CARSMEET WEB
ちょっとした進化が嬉しい──新型ジープ ラングラー試乗記
ちょっとした進化が嬉しい──新型ジープ ラングラー試乗記
GQ JAPAN
「タクシーの寿命」なぜ長い? 自家用車の約4倍も“長持ち”!? 過酷な使われ方をしてるのにガンガン走れる理由とは?
「タクシーの寿命」なぜ長い? 自家用車の約4倍も“長持ち”!? 過酷な使われ方をしてるのにガンガン走れる理由とは?
くるまのニュース
ホンダの軽商用EV『N-VAN e:』発売に先立ち、充電サポートの提供を開始
ホンダの軽商用EV『N-VAN e:』発売に先立ち、充電サポートの提供を開始
レスポンス
トライアル世界選手権2024が日本・もてぎから開幕! 世界王者でホンダ監督の藤波貴久「“行けた!”という興奮の多さがトライアルの魅力」
トライアル世界選手権2024が日本・もてぎから開幕! 世界王者でホンダ監督の藤波貴久「“行けた!”という興奮の多さがトライアルの魅力」
motorsport.com 日本版
ジープの人気モデルがさらに魅力を増して登場!機能装備も充実の「ラングラー」2024モデル
ジープの人気モデルがさらに魅力を増して登場!機能装備も充実の「ラングラー」2024モデル
@DIME
三菱の「4WD」何がスゴイ? “スーパーセレクト4WD”に「AYC」? 他メーカーとは違う「三菱の取り組み」とは
三菱の「4WD」何がスゴイ? “スーパーセレクト4WD”に「AYC」? 他メーカーとは違う「三菱の取り組み」とは
くるまのニュース

みんなのコメント

この記事にはまだコメントがありません。
この記事に対するあなたの意見や感想を投稿しませんか?

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離(km)

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村