現在位置: carview! > ニュース > 業界ニュース > 衝撃の250万円超え! 「32年落ちホンダ軽トラ」が出現! ヘコミもあるのになぜ「新車価格以上」に? ヘコミもある「旧型軽トラック」が米で高額落札

ここから本文です

衝撃の250万円超え! 「32年落ちホンダ軽トラ」が出現! ヘコミもあるのになぜ「新車価格以上」に? ヘコミもある「旧型軽トラック」が米で高額落札

掲載 5
衝撃の250万円超え! 「32年落ちホンダ軽トラ」が出現! ヘコミもあるのになぜ「新車価格以上」に? ヘコミもある「旧型軽トラック」が米で高額落札

■タフなグレーで総仕上げ! 低走行の「アクティ」が約257万円に

 2024年3月10日、アメリカのカーオークションサイト「Bring a Trailer」において、ホンダの軽トラック「アクティ」が1万7500ドル(当日レートで約257万円)で落札されました。
 
 どのような個体なのでしょうか。

【画像】「えっ…!」 これが超高額な「型落ち軽トラ」です!(60枚)

 Bring a Trailerはアメリカのオークショニアで、2007年に開設。日本をはじめ、ヨーロッパや米国などのクルマを取り扱っており、戦前から現行のクルマまで幅広くオークションが開催されています。

 今回落札されたのは1992年式アクティで、走行距離は1万9000キロを走行しているとされる個体です。

 アクティは1977年に登場した軽商用車・トラックで、MR(ミッドシップ)レイアウトやモノコックボディの採用など、他メーカーの軽トラックとは異なる特徴を持っています。

 落札された個体のモデルはそのうち2代目で、1990年に実施されたマイナーチェンジで排気量が550ccから660ccへとアップされた改良型。グレードはスタンダードな「SDX」で4WDのモデルとなっています。

 2022年に米国に輸入されたようで、テネシー州で登録されているといいます。

 エクステリアは32年経過している点を考慮すると極めてキレイな状態で、新車のように輝いています。

 米国に輸出されてからはグレーに全塗装され、荷台部も同色で塗装が施された上、梨地のベッドライナーが装着され大きな傷などは見当たりません。

 当初、運転席側のピラーには大きな凹みがあったようですが、全塗装時に補修済みだといいます。唯一、右アオリ部にいくつかの塗装ハゲが見られます。

 紫外線によって白化しやすい無塗装バンパーも一度仕上げられたのか、黒々とした状態です。

 さらに、ホイールは14インチの「MLJ エクストリーム-J」ホイールに履き替えられ、リアウインドウ周辺に取り付けられるヘッドラックもマットブラックに塗装されるなど、ピックアップトラックらしいタフなカスタムが施されました。

 インテリアはシートの張替えが施工され、グレーとブラックの2トーンからなるビニールで仕上げられたほか、Bluetooth対応のCDデッキを装着するなど、現代流にアレンジされた部分もあります。

 そのほか、インパネやドアパネル、ステアリングは純正で残され、割れやスレなどもなくかなり良好な程度を保っています。

 インパネ周りはシンプルで、130km/hのメーターと2本スポークのシンプルなステアリングを装備。

 荷台下部のエンジンルーム内も清潔に維持され、米国内の前所有者によってタイミングベルト、ウォーターポンプ、カムシャフトとクランクシャフトのシール、ヘッドカバーガスケットの交換が実施されるなど、整備も行き届いた状態です。

 なお、車体には令和3年までの日本の車検証ステッカーや、「美作自動車」と書かれたオイル交換シール、法定点検ステッカーが残されており、現地マニアにとってたまらない逸品と言えます。

 入札は3月4日に2700ドルでスタートし、34件もの激しい入札合戦を繰り広げた後、1万7500ドルで落札。

 日本固有の希少な軽トラックであることや、4WDの5速MT車であること、美しい状態に仕上げられたことなどが評価されたのか、約80万円の新車当時の価格をはるかに超えるプライスで取り引きされ、次のオーナーへと引き継がれていきます。

※ ※ ※

 北米では「25年ルール」という決まりがあり、通常走行ができない右ハンドル車であっても製造から25年が経過すればクラシックカーとして登録でき、公道が走行可能になります。

 近年は映画やマンガ、アニメなどの影響から日本車の人気が高まっており、その影響を受けて1980年代から90年代のスポーツカーが輸出され、高値で取り引きされています。

 一方で、北米では軽トラの人気が近年著しく高まっており、現地では全長5mを超える大型乗用車が少なくないなかで、4mを切るコンパクトなことや、愛らしい見た目で壊れない点、しかも燃費もよく、荷物もたくさん積むことができるなどが評価され、「JDM kei truck」として親しまれています。

 北米では軽トラ専門店も存在しているようで、25年経過した中古の軽トラは今後ますます需要が高まるかもしれません。

【キャンペーン】マイカー・車検月の登録でガソリン・軽油7円/L引きクーポンが全員貰える!

こんな記事も読まれています

「最強ランクル」はどれ? 「プラド」じゃない「250」すごかった!? 300・250・70は何が違う?  トヨタの「生きて帰って来られる」クルマとは
「最強ランクル」はどれ? 「プラド」じゃない「250」すごかった!? 300・250・70は何が違う? トヨタの「生きて帰って来られる」クルマとは
くるまのニュース
4人乗れる「軽トラ」!? 今も“新車”で買える斬新「商用車」が存在! 仕事から趣味、ファミリー用でも使える「超個性派モデル」に注目あり!
4人乗れる「軽トラ」!? 今も“新車”で買える斬新「商用車」が存在! 仕事から趣味、ファミリー用でも使える「超個性派モデル」に注目あり!
くるまのニュース
全長2.3mで2人乗り!? 斬新すぎる「超コンパクトカー」がスゴい! “旧車デザイン”が超カワイイ「マイクロリーノ」とは
全長2.3mで2人乗り!? 斬新すぎる「超コンパクトカー」がスゴい! “旧車デザイン”が超カワイイ「マイクロリーノ」とは
くるまのニュース
丸目4灯がカッコいい! 6速MT×ターボのレトロな“最新”「スポーツハッチ」25年に発売へ 「M55」どんなモデル?
丸目4灯がカッコいい! 6速MT×ターボのレトロな“最新”「スポーツハッチ」25年に発売へ 「M55」どんなモデル?
くるまのニュース
なぜ車の「サンルーフ」減った? 昔は「あこがれの装備」なのに… 装着するとデメリットも? 近年は「ガラスルーフ」が増加に
なぜ車の「サンルーフ」減った? 昔は「あこがれの装備」なのに… 装着するとデメリットも? 近年は「ガラスルーフ」が増加に
くるまのニュース
いすゞの「和製スーパーカー」!? 700馬力超えV12エンジン搭載! ミッドシップの4人乗り斬新マシン「コモ」に「今見てもかっこいい!」の声も!
いすゞの「和製スーパーカー」!? 700馬力超えV12エンジン搭載! ミッドシップの4人乗り斬新マシン「コモ」に「今見てもかっこいい!」の声も!
くるまのニュース
スバルの「新型SUV」実車公開! タフ顔&上質内装に進化に「これは買う」など興奮の声も 全面刷新の「フォレスター」NY登場
スバルの「新型SUV」実車公開! タフ顔&上質内装に進化に「これは買う」など興奮の声も 全面刷新の「フォレスター」NY登場
くるまのニュース
およそ2000万円! アキュラ「NSX-T」は6速MTでも予想より1000万円以上安い値段で落札されました
およそ2000万円! アキュラ「NSX-T」は6速MTでも予想より1000万円以上安い値段で落札されました
Auto Messe Web
ワイドな日産「GT-R」登場! 1050万円の“鮮烈青ボディ”がスゴい! どんな特徴?
ワイドな日産「GT-R」登場! 1050万円の“鮮烈青ボディ”がスゴい! どんな特徴?
くるまのニュース
日本で大人気の「軽自動車」なんで海外で売らないの? コンパクトで「燃費・性能」もバツグン! “高評価”でもメーカーが「輸出しない」理由とは
日本で大人気の「軽自動車」なんで海外で売らないの? コンパクトで「燃費・性能」もバツグン! “高評価”でもメーカーが「輸出しない」理由とは
くるまのニュース
6速MTあり! 全長5.4m超のトヨタ新型「タフすぎ車」発表! パワフルなハイブリッド搭載した「新型タコマ」約610万円から米で発売
6速MTあり! 全長5.4m超のトヨタ新型「タフすぎ車」発表! パワフルなハイブリッド搭載した「新型タコマ」約610万円から米で発売
くるまのニュース
初期型から即決で乗り換えた日産R35「GT-R」は、2年間だけ設定された希少グレード! しかも開発ドライバーが所有した個体でした
初期型から即決で乗り換えた日産R35「GT-R」は、2年間だけ設定された希少グレード! しかも開発ドライバーが所有した個体でした
Auto Messe Web
超レトロな「新型スポーツカー」登場へ 6速MT×丸目4灯がカッコイイ! 光岡新型「M55」25年にデビュー 旧車デザインに込められた“意味”とは
超レトロな「新型スポーツカー」登場へ 6速MT×丸目4灯がカッコイイ! 光岡新型「M55」25年にデビュー 旧車デザインに込められた“意味”とは
くるまのニュース
日産「新型スカイライン」まもなく発売 史上“最強”「匠の手組みエンジン」搭載! 旧車風デザインの「超特別モデル」 何が違う?
日産「新型スカイライン」まもなく発売 史上“最強”「匠の手組みエンジン」搭載! 旧車風デザインの「超特別モデル」 何が違う?
くるまのニュース
ホンダ「アクティ」をモンスタートラック化! アメリカンテイストにこだわり「クルマは自分を表現するファッションの一部です」
ホンダ「アクティ」をモンスタートラック化! アメリカンテイストにこだわり「クルマは自分を表現するファッションの一部です」
Auto Messe Web
最強最後の「V8エンジン」搭載モデル!? 650馬力の「爆速スポーツカー」予約再開に“購入希望”の声あり! 2500万円の新型「コルベットZ06」とは
最強最後の「V8エンジン」搭載モデル!? 650馬力の「爆速スポーツカー」予約再開に“購入希望”の声あり! 2500万円の新型「コルベットZ06」とは
くるまのニュース
【20世紀名車ギャラリー】ポルシェの原点にして傑作RRスポーツ、1959年式ポルシェ356Aの肖像
【20世紀名車ギャラリー】ポルシェの原点にして傑作RRスポーツ、1959年式ポルシェ356Aの肖像
カー・アンド・ドライバー
日産「最後のGT-R」発売へ “R35型” 17年の歴史に幕… 再び消える「GT-R」はまだ「新車購入」できるのか
日産「最後のGT-R」発売へ “R35型” 17年の歴史に幕… 再び消える「GT-R」はまだ「新車購入」できるのか
くるまのニュース

みんなのコメント

5件
  • 葛葉恭次
    無いんだから仕方無いよ。
  • motorider
    この記事。高価買い取り◯◯×◯◯と内容は同じ。様するに“ウソの実績“をでっち上げそれを餌にオーナー様を釣るのでしょう? (但し)状態や車種により買い取り価格に差が出る事があります。どっちやねん! 訳わからんわ! 万一、引っかかるとビ◯グ◯ー◯ーみたいに契約書に捺印するまで軟禁されたりして····美味い話には裏があります。ご注意ください。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

111.5135.5万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

4.9110.0万円

中古車を検索
アクティの車買取相場を調べる

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

111.5135.5万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

4.9110.0万円

中古車を検索

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離(km)

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村