■「小さなハコスカ」爆誕!?
「ハコスカ」といえば日本人のみならず世界的に有名なクルマの愛称です。
そのため度々ハコスカキットなるものが登場していますが、新たに登場する「小さなハコスカ」とはどのようなものなのでしょうか。
ハコスカこと日産「3代目スカイライン(C10)」は、1968年に誕生しました。
箱型のスタイリングだったことからユーザーからはハコスカと呼ばれます。
当初は4ドアセダン、エステート、バンと異なるボディタイプをラインナップ。
サイドビューで特徴的な「サーフィンライン」はセダンやバンに採用されています。
また1969年には「スカイライン2000GT-R(PGC10型」 が登場し、初代GT-Rが誕生します。
一方で今回のハコスカ仕様のベースとなるのは日産「2代目ダットサンサニー(B110)」です。
1970年に登場したサニー(B110)について、日産は「従来のスピード感あふれるファミリーカーのイメージを引き継ぎながら、時代を象徴する『豊かさ』を盛り込んだスタイリングを実現しました」と説明しています。
室内空間は当時の大衆車クラス最大の広さを誇り、メーターやスイッチ類、シートなどの細部にも、豊かさやおおらかさを追求。
装備面では雨天でも窓を閉めたまま、快適に換気ができるオート・ベンチレーション・システムをクラス初採用していました。
このような特徴を持つサニー(B110)ですが、日本の中古車市場で流通する個体はほぼ存在しません。
ではなぜサニー(B110)をベースにハコスカキットを展開することになったのでしょうか。
キットを展開予定のダブラスの担当者は次のように話しています。
「弊社は主に各種輸出入の貿易業務を行っており、工業製品全般から各種アパレル、食料品、そしてコンテンツと多岐にわたります。
またクルマの買付から会場輸送、通関からガス検査、登録まで行っています。
今回のサニーは海外で走っているのを見た時に『サニトラ用のハコスカフェイスキットをサニーに使えば、小さなハコスカができるのでは?』という考えから企画を思いつきました。
現在、日本には個体がほぼ無いですが、海外から日本に輸入出来そうな個体を数十台確保しており、大体200万円くらいでは日本で走らせられると思っています。
今回のキットは従来のフェイスキットに加えてバックパネルも加えたサニー(B110)の2ドア・4ドアセダンで展開していきます」
※ ※ ※
従来のハコスカよりも小さなハコスカ。
サニーをベースとした新たなカスタマイズが今後注目されるかもしれません。
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