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ダラーラがインディ500初優勝から25年を記念したスペシャルパッケージ装着の限定モデルを発表

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ダラーラがインディ500初優勝から25年を記念したスペシャルパッケージ装着の限定モデルを発表

イタリアのレーシングカー コンストラクターであるダラーラは、インディ500での初優勝から25年を記念して、同社が初めて手がけたロードスポーツ「ストラダーレ」にスペシャルパッケージを装着した限定モデルを発表した。

1998年のインディ500優勝車をインスパイアしたデザイン
インディアナポリス500(通称インディ500)は、毎年メモリアルデー(5月の最終月曜日)の前日の日曜日に、インディアナポリス モーター スピードウェイで開催される、インディカーのレースだ。世界一の観客動員数を誇るモータースポーツイベントであり、ル・マン24時間、F1モナコGPと並んで世界3大レースと呼ばれている。

●【くるま問答】ガソリンの給油口は、なぜクルマによって右だったり左だったりするのか

1972年の創業以来、さまざまなレーシング フィールドにレース用車両を供給しているイタリアのダラーラが、このインディ500で初優勝を飾ったのは、1998年。ダラーラ IR8を駆って自身も初優勝を成し遂げたドライバーは、F1でも活躍したエディ・チーバーだった。ダラーラ製のインディカーはその後もインディ500で優勝を重ね、2012年シーズンからインディカー シリーズの車両はダラーラのワンメイクとなっている。

ダラーラは2017年に、創始者ジャンパオロ・ダラーラの夢であったロードカー「ストラダーレ」を発表。2021年には、そのサーキット走行専用モデルである「EXP」も発表した。

今回、インディ500の初優勝から25年を記念して、ダラーラ ストラダーレとEXPに「オールアメリカン」と呼ばれるスペシャルパッケージを装着したモデル「IR8 トリビュート」を、初優勝から25年に由来してトータルで25台の限定で発表した。1998年の優勝マシン、ダラーラ IR8のカラーリングとストライプにインスパイアされたデザインは、ボロメオオ デ シルバ デザインスタジオとのコラボレーションによるものだ。

超速2ペダルMTにサーキットスペックのブレーキなど、全身が特別だ
また、以下のような特別装備がパッケージされている。

●光沢仕上げに塗装されたカラーリング(オプションでカーボンファイバー剥き出しも設定)
●インディ500でダラーラのマシンが優勝した数を示す23個の星
●エディ・チーバーの初優勝から25年を象徴する「XXV(ローマ数字の25)」のロゴ
●グロスブラックのシングルナット ホイール
●ダークグレーのアルカンターラ製シート
●ダッシュボードのカスタム グラフィック
●コクピット内にレーザー加工された1998年インディ500優勝車のシルエット
●黄色いパドルシフトレバー
●インディ500 ウイークエンド イベントへの参加

だが、IR8 トリビュートがスペシャルなのは、これらの装備だけではない。2023年以降に注文されたストラダーレのトランスミッションには、EXPから派生した新しいAMT(ロボタライズド マニュアルトランスミッション)、いわゆるセミATと呼ばれる2ペダルMTが装備される。これにより、シフト時間は半分に短縮され、操作性が向上した。

さらに新開発のブレーキシステムにより、公道でもサーキットでもパフォーマンスを高めている。そしてインタークーラーも新しくなり、暑い夏でもエンジン性能を存分に発揮できる。これらのアップグレードは、ダラーラ EXPでの耐久テストなどから得られた最新のデータを基に開発されたものだ。

なお、ダラーラ ストラダーレは、日本ではアトランティックカーズが正規代理店となっているが、この限定モデルが導入されるかは現段階では未定だ。

ダラーラ ストラダーレ 主要諸元(2017年発表時のバルケッタ)


●全長×全幅×全高:4185×1875×1041mm
●ホイールベース:2475mm
●乾燥重量:855kg
●エンジン種類:直4 DOHCターボ
●排気量:2300cc
●最高出力:400ps/6200rpm
●最大トルク:500Nm/3000-5000rpm
●トランスミッション:6速MT
●タイヤ:前205/40ZR18、後255/30ZR19
●駆動方式:横置きミッドシップRWD
●車両価格(税別):2370万円~

[ アルバム : ダラーラ IR8 トリビュート はオリジナルサイトでご覧ください ]

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