トライアンフの4輪が復活か!?
シンプルな内外装
7月13日、イギリス・ロンドンにあるデザインハウス「Makkina」は、「トライアンフ TR25」と呼ぶコンセプトカーを発表した。
トライアンフを知らない向きに説明すると、イギリスの自動車ブランドで、1980年代まで「トライアンフ・モーター・カンパニー」として四輪を生産していた。現在、BMWが商標こそ保有しているものの目立った動きはない。
今回発表されたTR25は、ピュアEV(電気自動車)のスポーツカーだ。昨年、生産終了したBMW「i3」のシャシーやバッテリーなどを流用し、つくられた。1953年に登場した「TR2」へのオマージュという。
新型TR25は全長約4.0mで、全高はわずか1.0mほどだ。インテリアはきわめてシンプルで、ドアはディヘドラルドアを採用。トライアンフのバッジは、1950年代のものを現代風にアレンジしたそうだ。ステアリング・ホイールも、1950年代のトライアンフ車に使われていたものをモチーフにデザインされた。メーターは速度と充電レベル、航続距離のみをしめす。
搭載するパワートレインは不明。車両重量は約1.1tに抑えられているようだ。最高速度は約185km/hに達する。
TR25の市販化は不明だ。
文と編集・稲垣邦康(GQ)
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