そのクルマ、どこまで使い潰せるのか?
アメリカの自動車情報サイト「iSeeCars(アイシーカーズ).com」が、「寿命の長い自動車」トップ20を公開しました。
【1位ももちろんトヨタ】寿命の長い車トップ20(画像で見る)
同調査は、2022年に販売された中古車の数百万台を分析し、各車種の上位1%の車両が達成した走行距離を算出して、ランク付けを決定したものだといいます。
1位にはトヨタの北米向けSUV「セコイア」がランクインし、「ランドクルーザー」は2位でした。さらに4位「タンドラ」、6位「プリウス」、9位「アバロン」、10位「ハイランダー」と、トップ10のうち6台をトヨタ車が占め、8位にランクインしたホンダの北米向けピックアップトラック「リッジライン」も合わせると7台が日本車となりました。
トップ20までには、さらにトヨタ4台、ホンダ2台、日産1台が追加され、日本車がかなり“長く乗られている”傾向があるようです。
1位になったセコイアの“潜在的な寿命”は29万6509マイルとされています。上位1%のユーザーからの算出ですが、キロメートルに直すと約47万kmという驚異的な走行距離です。ちなみに、調査によるとセコイアは、ランドクルーザーより家族向けの車両として人気なのだそう。
なお、3位のシボレー「サバーバン」、5位のGMC「ユーコン」などを含め、トップ10のほとんどを中・大型SUVとピックアップトラックが占めています。アメリカでSUVは幅広い価格があることや耐久性の高さで人気のようで、趣味のクルマというよりは、ファミリーカーとしての役割が強くなっています。同様にピックアップトラックも、耐久性が評判で、過酷な使用に耐えられ、定期的なメンテナンスに専念すれば長く使えることが評価点のようです。
ちなみにセダンタイプだと、前出した6位プリウス、9位アバロンのほか、20位に「カムリ ハイブリッド」が入っています。いずれもトヨタです。
トップ10の車種の潜在的寿命は平均40万kmにもなります。日本では10万kmで乗り換えタイミングと言われることが多いですが、国土が広いアメリカでは、全く違う環境が見えてきます。
※一部修正しました(12/25 17:40)。
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ガソリン車が誕生してから既に130年以上。改良に改良を重ねて現代車があって、
10年10万キロなんてまだまだ走り始めにすぎないと思う。