旬なクルマの情報を網羅した「モーターファン別冊 統括シリーズ」。今回は「Vol.106 2018-2019年国産&輸入SUVのすべて」から「アウディQ5」を抜粋してご紹介。レポート=岡本幸一郎[本文]/蔵田智洋[写真解説] フォト=中野幸次
軽量化と新たな足まわりで 俊敏さにより磨きが掛かる
アウディQ2:若者がターゲットなだけあって大胆な装いだが、絶大な安心感がある乗り心地
世界累計販売台数160万台を超えるヒットモデルとなった初代Q5は、成長著しいミッドサイズSUV市場において大成功した一台といえる。そのあとを受けて登場したこの二代目は、最近の一連のアウディ車と同様、一見するとキープコンセプトながら、すべてにおいて小さくない進化を遂げている。
動力性能は2.0ℓでも十分だが、3.0ℓV6ターボを搭載した「SQ5」はさらに上。低く太く響くエキゾーストサウンドも「SQ5」ならでは。トランスミッションがDCTのSトロニックかATのティプトロニックかという違いもある。
新しいモジュラープラットフォーム「MLB evo」の採用と軽量化の努力により初代に比べて大幅に軽くなっているのも特徴で、サスペンションは前後とも5リンク式とされた。これらも効いてか、走り味もより軽快で洗練されたものとなっている。
持ち前の俊敏なステアリングレスポンスにはさらに磨きが掛かり、より応答遅れが小さくなるとともに、タイヤがより理想的に路面に接地するようになり、大きな舵角を与えても安定したグリップが得られるようになった。コーナリング性能の高さはSUVとは思えないほどだ。電制ダンパーを備えた「SQ5」は、引き締まった中にもしなやかさのある懐の深い乗り味を提供してくれる。
クワトロシステムについてもさらに効率を高めるとともに、滑りを予知する機能を加えるなど進化した。
見た目の変化は小さくても、中身の進化は小さくない新型Q5である。
パーシャルレザーシートはタッチが柔らかで質感が高く、クッションは厚め。剛性感の高い座り心地だ。前後席ともにガラスエリアが広く、シート高はやや高め。視界が良く開放的であり、ドアが90度近く開くことと相まって、足運び、乗り降りともにとてもしやすい。
1st edition(特別仕様車)
全長×全幅×全高(mm):4685×1900×1665
ホイールベース(mm):2825
トレッド(mm) 前/後:1620/1610
車両重量(kg):1820
エンジン種類:直列4気筒DOHCターボ
総排気量(cc):1984
最高出力(kW[㎰]/rpm):185[252]/5000-6000
最大トルク(Nm[kgm]/rpm):370[37.7]/1500-4500
燃料タンク容量(ℓ):70(プレミアム)
トランスミッション形式:7速DCT
駆動方式:4WD
タイヤ・サイズ:255/45R20
最小回転半径(m):5.5
JC08モード燃費(km/ℓ):13.9
車両本体価格:704万円
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