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「“普通二輪免許”で乗れるトライアンフ」の魅力とは? アンダー70万円のプライスタグだけじゃない!「スピード400」は走りもスゴかった

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「“普通二輪免許”で乗れるトライアンフ」の魅力とは? アンダー70万円のプライスタグだけじゃない!「スピード400」は走りもスゴかった

鋭いレスポンスの単気筒エンジンを搭載

 近年、国産メーカーだけでなく輸入ブランドからも多くのモデルがリリースされ、注目度が高まっている400ccクラスのバイク。なかでも最近話題となっているのが、トライアンフの「スピード400」です。「“普通二輪免許”で乗れるトライアンフ」であることに加えて、69万9000円(消費税込)という価格設定も注目されている理由です。

【画像】「えっ!…」これが“お値段以上の魅力”を味わえるトライアンフ「スピード400」です(17枚)

 搭載されるエンジンは、400ccの水冷単気筒。このクラスの単気筒エンジンというと、ホンダ「GB350」やロイヤルエンフィールドの各モデルに搭載されている空冷シングルが一般的ですが、それらのエンジンがボアよりもストロークが長いロングストロークタイプであるのに対し、「スピード400」のエンジンはボア89mm×ストローク64mmのショートストロークタイプとなっています。

 水冷かつショートストロークエンジンを搭載する「スピード400」の走りは、他車の空冷ロングストローク・シングルでイメージされる、「トコトコ」といった鼓動感を楽しみながら走る乗り味とはかなり異なります。

 エンジンをかけると単気筒らしいパルス感のあるエキゾーストノートが響きますが、軽くアクセルを開けると鋭いレスポンスで回転が上昇します。

 最高出力は40psと、このクラスの単気筒エンジンとしてはハイスペック。最大トルクも38Nmと厚めで、レスポンスも鋭いためクラッチをつないで走り出すと俊敏な加速を味わえます。

 ルックスこそクラシカルですが、車体を押し出す加速感は最新のスポーツタイプのモデルのよう。歴史を感じさせる見た目でありながら走りは俊敏という、トライアンフらしい特性です。

●最新スペックの扱いやすい足回り

「スピード400」は足回りも最新スペックの扱いやすい構成です。

 フロントフォークは倒立式のビッグピストンタイプを採用。フロントブレーキはシングルディスクですが300mmと大径で、ラジアルマウントのキャリパーを採用するなど現代的なスペックとなっています。

 リアサスペンションはもちろんモノショックで、プリロード調整が可能です。

 このように、スポーティなサスペンションが採用されていますが、実際に乗ってみると硬いと感じることはなく、よく動く感じのセッティング。ストロークも若干長めに取られているため、ちょっと荒れた路面や石畳のような道を走っても、ショックがきちんと路面からの入力を吸収してくれます。

 サスペンションがよく動いてくれることもあり、ハンドリングはシャープ過ぎない仕立て。街乗りやツーリングなどのシーンなどで乗りやすく、乗り心地も快適です。

 こうした乗り味であれば、エンジンこそパワフルですが、初めてバイクに乗る人が選んでも不安を感じることはないでしょう。

 とはいえ、少し強めにブレーキングすると縦剛性の高さを感じられます。フルブレーキング時の安定性は、最新のスポーツバイクの中でも高い方に位置づけられそう。やわらかな方向にセッティングはされているものの、基本の車体剛性はかなり高いことが感じられます。

 いかにもバイクらしいレトロなルックスですが、パワフルでハイレスポンスのエンジンと現代的なスペックの足回りを組み合わせたトライアンフの「スピード400」。この乗り味であれば、エントリー層からベテランライダーまで幅広い層に受け入れられそうです。

 これだけ魅力的なモデルがアンダー70万円で購入できるのは、かなりコストパフォーマンスが高いといえます。これまで輸入バイクを所有したことのない人も、一度触れるとイメージが変わるかもしれません。

●製品仕様
・価格(消費税込):69万9000円
・カラー:カーニバルレッド、カスピアンブルー、ファントムブラック
・サイズ:全幅815mm(ハンドル含む)、全高1085mm(ミラー含まず)
・ホイールベース:1375mm
・シート高:790mm
・重量:170kg
・エンジン:水冷単気筒DOHC4バルブ
・総排気量:398cc
・最高出力:40ps(29kW)/8000rpm
・最大トルク:38Nm/6500rpm
・燃料タンク容量:13リットル

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みんなのコメント

7件
  • ms_********
    かっこいい
  • santaku
    クラシカルで美しい外観だけれど、高回転で乗るようなスポーツバイクって動画レビューで言ってた
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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