現在位置: carview! > ニュース > 業界ニュース > 30年前にACC実装!? GDIだけじゃない!! 2代目ディアマンテの先進機能を振り返る

ここから本文です

30年前にACC実装!? GDIだけじゃない!! 2代目ディアマンテの先進機能を振り返る

掲載 更新 17
30年前にACC実装!? GDIだけじゃない!! 2代目ディアマンテの先進機能を振り返る

 どんな軽自動車を買ったとしても衝突被害軽減ブレーキは標準装備に。そしてかつては高級車にのみ装備されていたアダプティブクルーズクルーズコントロールに至ってもホンダ N-ONEなど130万円程度で買えるクルマにも搭載されるほどフツーの機能になりつつある。それはここ5年くらいの話であるが、じつは約30年前に生まれた三菱 2代目ディアマンテには上記の機能が採用されていたのだ。今回は三菱の早すぎた機能をご紹介。これ今見ても十分な内容なのです。

筆者:ベストカーWEB編集部/写真:三菱自動車

【車名当てクイズ】この名車、珍車、ご存じですか? 第129回

FF高級セダンという新ジャンルを開拓! ライバルも続々登場

わずか2代で市場から姿を消してしまったが、初代ともに完成度はピカイチであった

 1990年に登場した三菱 初代ディアマンテ。まだバブル真っ只中であった当時は、高級ミニバンが支持されていた時代であり、その筆頭が日産 初代シーマであり、トヨタ 初代セルシオだ。そう、各メーカーがこぞって高級サルーンを投入していたのだ。そして自動車税制が変更となり、3ナンバーモデルの維持費がグッと下がった時代でもあった。

 初代ディアマンテはこのクラスでは珍しくFFを採用しており、4WDモデルも設定されるなど常識にとらわれないパッケージングから大ヒットとなったのだ。そしてディアマンテのヒットに触発されてトヨタ ウィンダムや日産 セフィーロなどが追従するほどであった。 

2代目ディアマンテがスゴかった! 今でも通じる先進機能満載

 その大ヒットモデルの2代目モデルが1995年に登場したのだ。正常進化といった仕上がりで、音声機能付きGPSナビやマニュアルモード付5速ATWを採用するなど、当時の最先端を行っていたのだった。

長距離運転に嬉しいACC風機能を1995年に商品化

ディプトロディスタンスコントロールはステアリン内のスイッチと運転席側に設置されたスイッチで操作する仕組みだ

 ここまでは想像の範囲内であるが、2代目ディアマンテがすごかったのは今でいう先進安全装備が用意されていたこと。先行車を任意の車間距離とスピードで追従してくれるアダプティブクルーズコントロールに近い「プレビューディスタンスコントロール」なる機能までオプション設定されていたのだ。

 当時のクルーズコントロールといえば、設定できるのは速度だけであり、進行方向に障害物や歩行者がいようと素直に突き進むものであった。ところが、2代目ディアマンテは現代のクルマと同様にルームミラー内に設置されたCCDカメラで先行車を画像認識して、速度を制御していたのだ。ちなみに減速はアクセルオフかシフトダウンによるエンジンブレーキを駆使して減速する仕組みであった。

自動ブレーキ風機能まで!

高級セダンらしく本革シート仕様もラインアップ。ドアパネルにまで採用するほど高級感ある仕上がりとなっている

 そしてもう一つ現代に通じる機能があった。衝突被害軽減ブレーキに違い内容も織り込まれていたのだ。一般にクルーズコントロールは高速道路やバイパスといった自動車専用道路にて使用するものである。そのため一般道でも使える機能を併せ持っていたのだ。

 それはクルーズコントロールOFFの状態で運転している際、先行車が近くなると警報音を鳴らし、より接近すると自動でシフトダウンし一定の距離を保ってくれる機能まであったのだ。

新しい技術を数多く輩出! 新型アウトランダーPHEVからの巻き返しに期待

アウトランダーPHEVは世界初のSUV形のプラグインハイブリッドモデルを手掛けるなど、他社よりも一歩先を行くのが三菱なのだ

 これが25年以上も前に商品化していたのは、素晴らしいの一言である。これまで三菱は直噴(GDI)エンジンや電気自動車を世界で初めて市販化するなど、時代を先取りするプロダクトを多く生み出してきた。そして新型アウトランダーPHEVのヒットに続けて、かつての元気な三菱を取り戻してほしい限りだ。

こんな記事も読まれています

アストンマーティンF1がフェラーリのテクニカルディレクターに高額オファー。オーナーは現職のファローズに不満
アストンマーティンF1がフェラーリのテクニカルディレクターに高額オファー。オーナーは現職のファローズに不満
AUTOSPORT web
ラリー伝説の再解釈「プロドライブP25」プロドライブがレストモッドした9000万円のスバル インプレッサ WRカー
ラリー伝説の再解釈「プロドライブP25」プロドライブがレストモッドした9000万円のスバル インプレッサ WRカー
AutoBild Japan
【30万円相当OP搭載】 フィアット・ドブロ/ドブロ・マキシに限定モデル 「アドバンスト・エディション」
【30万円相当OP搭載】 フィアット・ドブロ/ドブロ・マキシに限定モデル 「アドバンスト・エディション」
AUTOCAR JAPAN
日産の欧州主力SUV『キャシュカイ』に改良新型、フロントマスク一新…生産開始
日産の欧州主力SUV『キャシュカイ』に改良新型、フロントマスク一新…生産開始
レスポンス
ホンダの入門バイク「NAVI」、2024年モデル発表…6月中に米国発売へ
ホンダの入門バイク「NAVI」、2024年モデル発表…6月中に米国発売へ
レスポンス
シフトアップから DAX125用「セミアップハンドル」&モンキー125用「セミダウンハンドル」が発売!
シフトアップから DAX125用「セミアップハンドル」&モンキー125用「セミダウンハンドル」が発売!
バイクブロス
まずはスズキワールド葛飾から! スズキがレンタルバイクサービスを開始
まずはスズキワールド葛飾から! スズキがレンタルバイクサービスを開始
バイクのニュース
BMWがクラウドベースのナビを改良、充電情報を充実…今夏から
BMWがクラウドベースのナビを改良、充電情報を充実…今夏から
レスポンス
100万円だったGT-Rは軽く1000万円超え!! 今こそ[ロードスター]だ! 200万円で買えるスポーツカー3選
100万円だったGT-Rは軽く1000万円超え!! 今こそ[ロードスター]だ! 200万円で買えるスポーツカー3選
ベストカーWeb
わずか5カ月しか生産されなかったフィアット「ヌォーヴァ500」が1/18スケールで蘇る! 「KYOSHO ORIGINAL」から3色のカラバリで登場
わずか5カ月しか生産されなかったフィアット「ヌォーヴァ500」が1/18スケールで蘇る! 「KYOSHO ORIGINAL」から3色のカラバリで登場
Auto Messe Web
ヒョンデのハイパフォーマンスEV「アイオニック5 N」が販売開始。車両価格は858万円(消費税込)
ヒョンデのハイパフォーマンスEV「アイオニック5 N」が販売開始。車両価格は858万円(消費税込)
Webモーターマガジン
日本発売を予定している新世代の燃料電池車、ホンダ・CR-V e:FCEV、北米で生産を開始
日本発売を予定している新世代の燃料電池車、ホンダ・CR-V e:FCEV、北米で生産を開始
月刊自家用車WEB
マツダ新型「“NE”ロードスター」!? パカッと開くリトラ復活!? 美しすぎる流麗デザインがカッコイイ「次期型モデル」の予想CGに反響も
マツダ新型「“NE”ロードスター」!? パカッと開くリトラ復活!? 美しすぎる流麗デザインがカッコイイ「次期型モデル」の予想CGに反響も
くるまのニュース
スズキが鈴鹿8時間耐久ロードレースの参戦体制を発表! ル・マン24時間優勝経験のあるライダーも合流
スズキが鈴鹿8時間耐久ロードレースの参戦体制を発表! ル・マン24時間優勝経験のあるライダーも合流
WEBヤングマシン
【MotoGP】ラウル・フェルナンデス、腕上がりの治療で右腕を手術。次戦オランダGPまでの空き時間を活用
【MotoGP】ラウル・フェルナンデス、腕上がりの治療で右腕を手術。次戦オランダGPまでの空き時間を活用
motorsport.com 日本版
【ハーレー】初の横浜開催となった「BLUE SKY HEAVEN 2024」は1万1,000人の来場者で大盛況のうちに閉幕
【ハーレー】初の横浜開催となった「BLUE SKY HEAVEN 2024」は1万1,000人の来場者で大盛況のうちに閉幕
バイクブロス
車についてる「謎のぐるぐる」ボタン何に使う!? 使ったら「ダメ」な状況も? 知っているようで知らない「正しい」使い方とは
車についてる「謎のぐるぐる」ボタン何に使う!? 使ったら「ダメ」な状況も? 知っているようで知らない「正しい」使い方とは
くるまのニュース
運転席でテーブルが使える! アンティーク感溢れる折りたたみ車載デスク
運転席でテーブルが使える! アンティーク感溢れる折りたたみ車載デスク
月刊自家用車WEB

みんなのコメント

17件
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

246.5309.5万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

40.6138.0万円

中古車を検索
ディアマンテの車買取相場を調べる

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

246.5309.5万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

40.6138.0万円

中古車を検索

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離(km)

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村