ハイエンドの電動化モデル 今後2年で7車種
中国の自動車大手ジーリー(吉利)は、高級志向のサブブランド「ギャラクシー」を新たに立ち上げた。
【画像】拡大続ける中国大手ジーリーのサブブランド【ギャラクシー、Lynk & Co、Zeekrのモデルを写真で見る】 全45枚
ギャラクシーは今後、「ハイエンドの電動化モデルシリーズ」として2025年までに4車種のハイブリッド車と3車種のEVの合計7車種を展開する予定だ。
シリーズ第一弾となるギャラクシーL7は、プラグインハイブリッド(PHEV)のSUVで、今夏に発売予定である。続いて秋にはPHEVセダンのL6の発売を予定している。
ギャラクシーのPHEVモデルはすべて、ジーリーとボルボが共同開発したプラットフォーム「E-CMA」を採用する。このプラットフォームは現在、ボルボXC40リチャージ、ポールスター2、Lynk & Co 01などのモデルで使用されている。
年内にはE8というEVモデルも発売される予定だ。このEVには、ジーリーのSEAプラットフォームから派生したものが使用されると予想される。SEAは現在、ロータス・エレトレ、スマート#1、Zeekr 001など、さまざまなモデルに使われている。
E8は、ポルシェ・タイカンに似たファストバックのコンセプトモデル、ギャラクシー・ライト(Galaxy Light)をベースとしている可能性が高い。
ジーリーはまた、バッテリー保護システム「イージス」、ハイブリッドパワートレイン「ノールトール8848」、ソフトウェア「ギャラクシーNオペレーティングシステム」など、さまざまな新技術の詳細も明らかにした。
イージスは、衝突時の衝撃からバッテリーを保護する機構で、放熱能力を超える熱暴走を予測するという。ジーリーは、イージスによりバッテリー寿命を20%向上させることができるとしている。
ノールトール8848は、予測的エネルギー管理システムにより燃費を最大15%改善するパワートレインで、ギャラクシーL7の燃費は23km/lとされている。
これらの技術を支えるのが、クアルコムのスナップドラゴン8155プロセッサを使用したオペレーティングシステムで、車両をジーリーの衛星ネットワークに接続し、クラウドコンピューティングを実行する。ネットワークは72基の衛星を使用するもので、2025年までに運用が開始される予定だ。
ギャラクシーが中国国外に展開されるどうかは未発表である。ジーリーはすでにサブブランドLynk & Coを欧州に導入しているため、ギャラクシーも2020年代後半に導入される可能性が高い。
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みんなのコメント
イートロンGTみたいでカッコいいね
普通に共同開発とか技術漏洩で本格的に中韓が脅威になりそうだな。
トヨタを見ての通りで日本メーカーもEVでは関係もたないとやっていけないようだし、なんか嫌だな。
終わりの始まりって感じ。