100万円を切るお手頃価格でインドでは大人気。スズキの新型バレーノ、日本ではもう売らないの？

インドではワゴンR、スイフトに続く人気モデル
スズキは、インドにおいてプレミアム販売網NEXAで展開する5ドアハッチバックの新型「バレーノ」を発表した。日本でも先代モデルが販売されていたバレーノは、インドにおけるNEXAチャネルでは、「イグニス」と「S-クロス」の中間に位置し、635,000インド・ルピー （日本円換算で972,246.60円）で販売される。

そうした手の届きやすい価格もあり、現地で人気を集めるバレーノ。販売台数ではスズキのラインアップの中で1位のワゴンR、2位のスイフトに続く人気モデルとなっており、これまでに累計100万台が販売されたという、スズキの主力モデルなのである。

今回の改良ではエクステリアを一新。新たな意匠を得たフロントマスクは、グリルが大型化され、今風のスタイルに。ポジションランプやリアコンビネーションランプに3灯式のLEDを取り入れるなど、先進性をアピールする。ボディサイズは全長3990mm×全幅1745mm×全高1500mmで、従来モデルとほぼ変わらない。エンジンは1.2リッターガソリンユニットに5MTまたは5AGS（自動変速機能付きギアシフト）が組み合わされる。

リーズナブルな価格ながら今どきの装備を多数装備
インテリアについてもスマートフォンとの連携が可能な9インチのタッチパネル式ディスプレイオーディオや、エンジン回転数や瞬間燃費などが表示されるヘッドアップディスプレイなど、新装備を投入している。日本との物価の違いはあるが、その人気ぶりを見る限り、現地でもコスパが高いと判断されているのだろう。

従来モデルが日本であまり売れなかったこともあってか、今のところ日本での展開予定はないようだが、アフリカや中南米、中東などでの輸出は計画されている模様。ことインドにおいてはスズキの人気は非常に高く、2021年の乗用車のモデル別販売台数で10モデル中8モデルを占めるなど、圧倒的な支持を得ている。新型バレーノも高い人気を集めるのは間違いなさそうだ。

Comments

＞全長4990mm×全幅1745mm×全高1500mmで、従来モデルとほぼ変わらない。

デカっ！

小さく軽くて安い5ドアハッチバック。