■300万円を切った「20S スマートエディション」とは?
マツダはクロスオーバーSUVとして「CXシリーズ」を展開していますが、そのなかで最も売れているのがミドルクラスの「CX-5」です。
2023年の年間販売台数ではスバル「フォレスター」やホンダ「ZR-V」、三菱「アウトランダー」を上回る販売台数をマーク。マツダの登録車のなかでも最量販モデルとなっています。
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2代目となるCX-5は2017年2月に販売をスタートし、すでに7年目となる長寿モデルではありますが、細かな商品改良を実施してアップデートを続けていることも高い人気を誇る秘訣と言えるでしょう。
そんなCX-5はミドルクラスのクロスオーバーSUVながら、プレミアムなキャラクターを持ち合わせていることもあり、上級グレードは400万円を超える車両価格となっています。
その一方で、エントリーグレードの2リッターのSKYACTIV-G 2.0エンジンを搭載した「20S スマートエディション」の2WDモデルは、300万円を切る290万9500円とリーズナブルな価格となっているのです。
このエントリーグレードは、スタート価格を安く見せるためだけに用意される装備がほとんど省かれた見せかけだけのグレードというワケではなく、すでに装着が義務化されている先進安全装備はもちろんのこと、全車速追従機能付アダプティブクルーズコントロールやオートホールド機能付電動パーキングブレーキ、リアクロストラフィックアラート機能付ブラインドスポットモニタリング、交通標識認識システム、360°ビューモニター+フロントパーキングセンサーなどのセーフティ機能もすべて標準装備。
さらにコネクテッド機能を備え、Apple CarPlayやAndroid Autoに対応し、Bluetoothやハンズフリーマイク、地上デジタルTVチューナーまで備えた8.8インチのセンターディスプレイも備わっています。
またマツダが持つ、さまざまなシーンでクルマの動きをスムーズにし、思いのままにクルマを操れる感覚をさらに高い次元に引き上げる「G-ベクタリングコントロール プラス」も搭載されており、クロスオーバーSUVながら走る歓びを享受できるのはエントリーグレードでも変わりないのです。
さすがに19インチホイールやレザー/合成皮革シート表皮、外装の加飾などは備わらないものの、用意されているボディカラーは全て選択可能となっているなど、他メーカーのエントリーグレードにありがちな制限も少ないところもポイントと言えるでしょう。
もちろんクルマとしては熟成の域に入っているCX-5ですので、完成度は折り紙つき。登場したばかりの新型車も良いのですが、気に入った1台をじっくり長く乗りたいと考えている人にとって、CX-5のエントリーグレードは非常にコストパフォーマンスに優れたモデルと言えるのではないでしょうか。
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これてディーラーでやってくれんの?