輸出仕様に憧れて手に入れたアキュラ「NSX」
アメリカやヨーロッパといった海外仕様に憧れるユーザーは、いつも見かける日本仕様との細かいディテールの違いに魅了されます。2023年11月3日に「ネオクラシックホンダファンミーティング2023」の会場で知り合った前田武司さんも、仕事を通して輸出仕様のカッコよさに惚れたそう。今現在、Honda Cars福岡大牟田店の店長を務めるほどホンダ愛を貫く、前田さんの愛車であるホンダのアキュラ「NSX」をご紹介します。
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リトラで黒のタルガという指名買い
免許取得直後は、中古車で購入した三菱「ミラージュII ターボ」を愛用していたという前田さん。学校を卒業後にホンダベルノ店へと就職し「ビート」を購入したことで、念願のホンダ車生活がスタート。そこからは、趣味も仕事もホンダ漬け。そして、10台以上を乗り継いだ結果、今でも所有する「CR-X SiR」(サイバーCR-X)と「インサイト」(初代)と共に、6年前に入手したのがこのアキュラ「NSX タイプT」となる。
「叔父が初代シビックに乗っていたことがきっかけで、子どもの頃からホンダファンになりました。私が入社した1990年にNSXがデビュー。その時から購入したかったのですが、さすがに高額で手が出ず。その結果、翌年デビューしたビートを、NSXと同じミッドシップだからという理由で手に入れたのです(笑)」
ちなみに、現在のホンダディーラーはHonda Carsとして統一されているが、当時のディーラーは、ベルノ、クリオ、プロモと販売チャンネルが分かれていた。「ビート」はプリモ店からの販売。しかし、前田さんはクリオ店に勤務中。つまり、「ビートは自社で買えないので、プリモ店に予約しました」という、勤務先への売り上げ貢献を泣く泣く(?)断念して、念願のホンダ車生活をスタートさせたのだ。
なお、その後の前田さんのホンダ道は以下の通り。「ビート」は1992年に発売された特別仕様車、ブルーメタリックの「バージョンC」へと乗り換え。さらに、「プレリュード Si States」を購入。通称ワンダーシビックの「シビック Si」(3代目EF型)、「シティ」(初代AA型)。「トゥデイ」は初代JA2型と2代目JA4型。「CR-X」は2代目、通称サイバーのSi(EF7型)とSiR(EF8型)。「オルティア」、「N-ONE」(JG1型)、「インサイト」(初代ZE1型)。そして、この「NSX」となる。
なお、EF8型の「CR-X SiR」と「インサイト」は、現在も所有中。勤務先での営業用車両と合わせると、プライベートと仕事で、相当な数のホンダ車を所有&乗車経験があるという。Honda Carsの店長としては、前田さんは充分過ぎるほどの車歴の持ち主なのだ。
お子さんの手離れに合わせて、念願の「NSX」の道へ
アキュラ「NSX タイプT」を入手したのは6年ほど前。お子さんが成長し手離れしたことと、「スポーツカーは、自分が楽しく乗れる年齢のうちに乗っておきたい」という思いが重なったのがきっかけだった。
「NSXは、リトラクタブルヘッドライトで排気量は3200cc。そして黒のタルガトップが欲しかったんです。しかも、アキュラが欲しかったので、日本での在庫はなかなかありませんでした。そういう逆輸入車に強いお店に相談していたことで、探しはじめてから1年ぐらいでこの車両が見つかったのです」
前田さんが輸出仕様車に興味を持ったきっかけは、就職当時は整備士を務めていたことが関係している。同じ日本生まれの車両なのに、ヨーロッパやアメリカと、輸出先の法規則に合わせて細かい部分が変更されている。「しかも、それがカッコイイ!」という事に気づき、前述した「プレリュード Si States」を購入した時には、北米仕様エンブレムへの交換などをして、輸出仕様ドレスアップを楽しむようになっていたそうだ。
なお、今現在前田さんの愛車となった「NSX タイプT」は、前オーナーの手で大切にされていた個体だった。一部がカスタマイズされていたため、購入時に純正パーツに戻したり、一部のエアロパーツは社外品に変更するなどして、自分好みの仕様にアレンジしていった。
「スポーツカー本来の姿を楽しむためには、自分の体力や気持ちが衰えてしまってからでは遅いと思いました。純粋に楽しんで乗れる期間は限定されてしまうので、40代でNSXを手に入れたのです」
子どもの頃からホンダ好き。そのまま大人になってホンダディーラーへと就職し、プライベートでも様々なホンダ車を乗り継いできた。ここまで立派なホンダ愛を貫く前田さんは、Honda Carsの店長として120点満点だと、誰もが認めてくれるだろう。
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みんなのコメント
もう製造出来ないらしいけど憧れるな。