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ダイハツWaiWai(ワイワイ)はカワイイうえに実用的だった!

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ダイハツWaiWai(ワイワイ)はカワイイうえに実用的だった!

ダイハツのラインナップには、「ブーンルミナス」の販売終了(2012年)のあと、ミニバンがなかった。しかし、もしかすると復活するのでは? と、思わせるほど、完成度の高いミニバンのコンセプトが東京モーターショー2019(10月24日より一般公開開始)に展示された。

ボディは全長:4200mm×全幅1665mm×全高1665mm。灯火類はフルLED。タイヤはブリヂストン社製。コンセプトモデル「WaiWai(ワイワイ)」は、普通乗用車規格のミニバン。ボディサイズは全長:4200mm×全幅1665mm×全高1665mm。乗降性と使い勝手を高めるべく運転席側、助手席側ともにセンター・ピラー・レス構造を採用する。

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「タントで蓄積したセンター・ピラー・レス構造のノウハウを活かしています。ボディ剛性も問題ありません」と、述べるのはの松井潤二氏(デザイン部 第1デザイン室 先行開発スタジオ 主査)。

運転席側、助手席側ともにセンター・ピラー・レス構造。電動開閉式のキャンバストップを採用。丸い形状の前・後灯火類(LED)をはじめ、エクステリアは可愛らしい。松井氏は「市場にあるミニバンの多くは精悍な顔つきのカッコいい“イケメン”モデルが多いので、WaiWaiは、あえて可愛らしさを強調しました」と、話す。

搭載するパワートレーンは内燃機関+モーターのハイブリッド。ただし、詳細なスペックは不明。内燃機関もガソリンかディーゼルかはわからない。駆動方式はFWD(前輪駆動)のようだ。

デジタル・アウターミラーを装着。シートに技あり!インテリアは明るく、そして広々している。

「各列シートの座面・バックレストを薄くし、(インテリアの)圧迫感を減らしました。そして、シート下に物が置けるようにもしました」と、松井氏。

白を基調にしたインテリア。各シートの調整はすべて手動。ただし、シート単体が軽いため、格納時もそれほど力を要しないという。取材時、2列目シートや3列目シートを格納してもらったが、横で見る限り、力はそれほど必要なさそうだった。

シート配列は2人×3列。2列目/3列目を、3人乗りのベンチタイプにしなかった理由について訊ねると「全幅が1665mmしかないので、3人がけにするとひとりあたりのスペースが狭くなり、窮屈になりますので、(2列目/3列目は)キャプテンタイプにしました」と、松井氏は話す。

リクライニング機構付きのリアシートは、格納方法を工夫。格納すると、広大かつフラットなラゲッジルームがあらわれる。サーフボード(ショート)や自転車の積載を想定しているとのこと。

シートは座面、バックレストともに薄い。2列目&3列目シートは、シートベルト内蔵タイプ。3列目使用時のラゲッジルームは狭い。2列目&3列目シートを格納すると、ラゲッジルームが大幅に拡大される。インパネまわりは、ダッシュボード横一面をインフォテインメント用ディスプレイが覆う。ステアリング・ホイール近くにも小型ディスプレイを設置し、手元でエアコンやオーディオの調整・設定が出来る。

よく見ると、助手席側ダッシュボード上にはサボテンが置いてある。「デザイナーの趣味です。置かれた理由はとくにありません」とのこと。

Wai Waiのシフトセレクターは、スウィッチタイプ。ダッシュボード横一面にインフォテインメント&メーターパネル用の液晶パネルが装着される。助手席側ダッシュボードにはサボテンが。実用性と遊び心を両立したWaiWaiの想定ターゲット・ユーザーは20~30代の女性という。「(20~30代の女性に)自らの意思で、WaiWaiを購入してもらいたいですね」と、岩田氏は述べる。

コンセプトモデルとはいえ、WaiWaiの完成度は高かった。いつか市販化れることを期待したい。

文・稲垣邦康(GQ) 写真・安井宏充(Weekend.)

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