2016年の初代発売以降、ダイハツの人気車種となったムーヴキャンバスが2022年7月にフルモデルチェンジ。見た目はほとんど変わっていないように見えるが、ダイハツの最新プラットフォーム「DNGA」の採用やターボの設定など、より多くのユーザーの関心を集める仕上がりとなっている。そんな新型ムーヴキャンバスの先代モデルからの進化度を評価!!
※本稿は2023年1月のものです
文/ベストカー編集部、清水草一、渡辺陽一郎、写真/ベストカー編集部、ダイハツ
初出:『ベストカー』2023年2月26日号
見た目ほぼ変化ナシ……中身は超レベルアップ!! 新型ムーヴキャンバス進化度検証
■見た目はほぼ変わらず中身が大幅進化!!
2022年7月に登場したダイハツ ムーヴキャンバス。ターボが加わり魅力がよりアップした
先代型のかわいらしいエクステリアの雰囲気を踏襲しながら、新世代のDNGAプラットフォームをベースとしたことで、乗り心地を含めた走りの性能が格段に進化したのが大きな特徴。
先代型はNAのみだったパワートレーンにターボが加わったのも嬉しい。魅力度が大きく進化した!!
●FMCのポイント
・従来型のイメージを踏襲する癒やし系エクステリアデザイン
・タントなどに採用されるDNGAプラットフォーム採用
・従来型にはなかったターボエンジン搭載車を新設定
■清水草一氏の評価は?
癒やし系エクステリアデザインは踏襲された
俺の大好きなムーヴキャンバス。大好きなエクステリアは、先代からほぼそのままキープで、シャシーがDNGAになり、足回りが断然しっかりした! それでいて癒やし系の乗り心地は保っている。わかってるな~。現行軽トールワゴンのなかで一番乗り心地がいいんじゃないか?
先代は完全ホンワカ仕様だったので、エンジンはNAのみだったけど、新型はターボが加わったから、首都高ではポルシェも追い回せる! と思ってる。キャンバス本来のカワイイ系カラーに加えて、おっさんでも恥ずかしくないカラーも登場して、全方位万全ナリ!
●清水氏による新型ダイハツ ムーヴキャンバスの進化度採点簿(※先代を100とした場合の進化度)
・エクステリアデザイン……100
・インテリアの質感……120
・先進的テクノロジー度……130
・パワートレーンの評価……140
・操縦性能の評価……200
・乗り心地の評価……120
・コストパフォーマンス……120
・総合進化度……150
■渡辺陽一郎氏の評価は?
64psを発揮するターボエンジンが搭載された
現行ムーヴキャンバスは、プラットフォームをタントなどと同じタイプに刷新して軽量化を図った。エンジンは、先代型はノーマルタイプのみだったが、現行型はターボも選べる。内装も上質になった。
外装色を上下に塗り分けたストライプスに加えて、モノトーンには新たにセオリーというシリーズ名を与えた。セオリーはメッキパーツを効果的に使って、落ち着いた雰囲気を演出している。
メーカーオプションとディーラーオプションを組み合わせたリラックス/エレガント/ビターという3種類のスタイルも用意され、ファッション性を強めた。
●渡辺氏による新型ダイハツ ムーヴキャンバスの進化度採点簿(※先代を100とした場合の進化度)
・エクステリアデザイン……105
・インテリアの質感……110
・先進的テクノロジー度……110
・パワートレーンの評価……115
・操縦性能の評価……115
・乗り心地の評価……110
・コストパフォーマンス……100
・総合進化度……110
●新型ダイハツ ムーヴキャンバス諸元(ストライプスGターボ・2WD)
・全長×全幅×全高:3395×1475×1665mm
・ホイールベース:2460mm
・車重:900kg
・エンジン:直3、658ccターボ
・最高出力:64ps/6400rpm
・最大トルク:10.2kgm/3600rpm
・価格:179万3000円(価格帯:149万6000~191万9500円)
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みんなのコメント
外板パネルとか、共有出来るなら、コスト削減にも繋がるだろうし。
それを価格に転嫁できるなら大いにけっこう。
モデルチェンジしたらデザインが不評で売り上げを落とすこともないし。
デザイナーさんも旧型似でも、全然違っても売り上げが下がれば文句言われて評価が下がるだろうし。
次の外装デザインをそんなに考えなくていいなら、他のところに注力出来るし。
ある程度セールスが良い場合、モデルチェンジしらた、だいたい良い結果にはならない。
それなら見た目はほとんど同じでよくない?
旧型のオーナーも卑屈?にならないで済む。