■“6WD”のランクル70が1000万円超え!?
2014年製トヨタ「ランドクルーザー70」の6輪仕様が2024年3月、世界的なオンラインオークションのコレクティングカーズにオーストラリアから出品され13万8500豪ドル(約1350万円)で落札されました。
【画像】超カッコイイ! ”6WD仕様”のトヨタ「ランクル70」を画像で見る(21枚)
ランドクルーザーは、1951年に登場した通称トヨタ・ジープ(BJ型)をルーツとする本格SUVです。系列は大別して3タイプあり、そのうち基本設計が最も古いヘビーデューティ系にあたるのが70です。
70のボディはワゴンタイプ(バン)とピックアップがあり、後者にはシングルキャブ(1列シート)のダブルキャブ(2列シート)があります。今回出品されたランドクルーザー70は、ピックアップのダブルキャブがベースになっています。
カスタマイズにおける最大の特徴は6輪化です。もとからある後輪の後ろに2輪をプラス。数を増やしただけではなく、6輪すべてが地面に動力を伝える「6輪駆動」になっています。
ホイール&タイヤについても単純に見栄えのする大径サイズにしただけなく、接合部分からごっそり交換してホール数を5穴から6穴へと増やし、足回り全体を強化しています。
6輪化にともなってボディが長くなっているのも見どころです。ピックアップのボディを前後半分に切って加工した、という定番の手法ではなく、後ろ半分はワゴンタイプ(バン)のボディを大改造したもの。
「だったら最初からワゴンタイプをベースにすればいいのに」と思ってしまうほど、かなりトリッキーなことをしています。
さらにパワートレーンは2020年式のものに換装されています。最高出力205ps/最大トルク430Nmの4.5リッターV8ディーゼルエンジン(自然吸気)に6速MTを組み合わせています。
ODOメーターは2万7941kmとなっていますが、実走は12万7941kmです。
インテリアは、インパネなどに張られたカーボン調の加飾パネルと電動シート、カップホルダーの増設が標準仕様との違いです。
荷台は、ピックアップの標準仕様のものとは異なり、サイドビューもリアビューも迫力を感じさせます。ピックアップ人気の高いオーストラリアでも目をひくこと請け合いの一台です。
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