現在位置: carview! > ニュース > ニューモデル > 日産からルークス登場! いま軽スーパーハイトワゴンを買うべき、たった一つの理由とは?

ここから本文です

日産からルークス登場! いま軽スーパーハイトワゴンを買うべき、たった一つの理由とは?

掲載 更新 23
日産からルークス登場! いま軽スーパーハイトワゴンを買うべき、たった一つの理由とは?

日産から新型軽自動車「ルークス」が登場しました。いま日本の新車販売でもっとも売れているスーパーハイトワゴン軽自動車カテゴリーのニューモデルです。ご存知のように、このカテゴリーにはホンダN-BOX、スズキ・スペーシア、ダイハツ・タントと強力なライバルが存在しています。

実際、2020年1月の販売実績を見ても、N-BOXは1万8953台、スペーシアは1万2411台、タントは1万2332台を売っています。日産デイズは1万4226台を売っていますが、ハイトワゴンの「デイズ」とスーパーハイトワゴンの「デイズルークス」の合計なので、いったん除外します。ちなみに、登録車の販売トップは1万0220台のトヨタ・ライズですから圧倒的に軽スーパーハイトワゴンのマーケットは大きいのです。

なぜ、軽スーパーハイトワゴンが売れまくっているのかといえば、コストパフォーマンスに優れたクルマが揃っているからです。ただ、このカテゴリーでは150万円以上の予算が必要ですから、コストパフォーマンスに優れているといっても反論したくなるかもしれませんが、ここでいうコストパフォーマンスとは価格以上の満足度があるという意味です。なにしろ売れているカテゴリーは期待される販売台数が多いですから、一台あたりで負担する開発費を小さくできます。逆にいえば、他のモデルより開発費を増やしてもペイできることになります。

N-BOX、スペーシア、タントの3台については、それぞれの開発責任者の方に話を聞いた経験がありますが、どれも売れ筋のモデルで強力なライバルが存在しているだけに予算をかけてチャレンジしていますし、ライバルを徹底的に研究している姿勢がありありと伝わってきました。王者N-BOXの完成度は誰もが認めるところでしょう。スペーシアは自転車を積みやすいように開口部にガイドがあったり、タントは助手席側Bピラーレスのミラクルオープンドアを活かすべく運転席の超ロングスライド機能を持たせたりと、それぞれ個性を磨いています。2019年にフルモデルチェンジしたタントがプラットフォーム、パワートレインとも一新したのは、そこまでやらなければライバルを超えることはできない、という強い意思があったからだと聞いています。

価格以上の満足度がなければライバルと戦えない

フルモデルチェンジした日産ルークスのストロングポイントとしては、ミリ波レーダーと単眼カメラを組み合わせた高性能なADAS(先進運転支援システム)の「プロパイロット」があげられます。しかし、それだけでライバルと互角に戦えるほど甘いカテゴリーではありません。スペースユーティリティ、スライドドアの使い勝手、開口部の大きさなども重要ですし、取り回しの良さや高速での安定性などトータルでの走行性能も求められます。

軽自動車にそこまで求めるのは酷かとも思ってしまいますが、売れているカテゴリーですから、各メーカーは威信をかけてナンバーワンのパフォーマンスを得ようとしています。ライバルと戦うために価格以上の満足度を得られるようなクルマづくりが求められているのです。

結果として、どのモデルもユーザーの期待以上のプロダクトに仕上がり、コストパフォーマンスに優れたモデルをラインナップすることになっているのです。パッケージとして背の高さやスライドドアが不要とわかっているならば選択肢には入らないでしょうが、ファミリーカーを探している多くのユーザーが満足できる性能を持っているのが、軽スーパーハイトワゴンのモデルたちなのです。

しかも軽自動車というのは日本市場独自のカテゴリーです。グローバルモデルと異なり日本のユーザーだけを研究し尽くして生み出されています。各社が予算をかけて日本ベストのモデルとしてリリースしているのですから、買って損がないモデルに仕上がっているのは当然なのです。

文:山本晋也(自動車コミュニケータ・コラムニスト)

【キャンペーン】マイカー・車検月の登録でガソリン・軽油7円/L引きクーポンが全員貰える!

こんな記事も読まれています

WRC、”F1スタイル”のチームラジオ放送を目指す? 魅力を引き出すツールになるか
WRC、”F1スタイル”のチームラジオ放送を目指す? 魅力を引き出すツールになるか
motorsport.com 日本版
AC コブラGTロードスター…過去と現代が織りなすデザイン
AC コブラGTロードスター…過去と現代が織りなすデザイン
レスポンス
Jujuに新たなスポンサー。建設会社の安藤ハザマと契約締結……スーパーフォーミュラ第2戦でロゴ掲示へ
Jujuに新たなスポンサー。建設会社の安藤ハザマと契約締結……スーパーフォーミュラ第2戦でロゴ掲示へ
motorsport.com 日本版
4人で300km/hオーバーの世界をオープンで堪能できるって心底贅沢! 「稲妻」の名をもつマセラティ・グランカブリオが開く新境地
4人で300km/hオーバーの世界をオープンで堪能できるって心底贅沢! 「稲妻」の名をもつマセラティ・グランカブリオが開く新境地
WEB CARTOP
「北京モーターショー2024」をポルシェが席巻!? 「タイカン」と「マカン」でワールドプレミアを飾る
「北京モーターショー2024」をポルシェが席巻!? 「タイカン」と「マカン」でワールドプレミアを飾る
LE VOLANT CARSMEET WEB
凄まじい速度差にドライバーは神経をすり減らす! 見ているほうはエキサイティングそのものの「クラス混走レース」の魅力とは
凄まじい速度差にドライバーは神経をすり減らす! 見ているほうはエキサイティングそのものの「クラス混走レース」の魅力とは
WEB CARTOP
スバルの「新型SUV」実車公開! タフ顔&上質内装に進化に「これは買う」など興奮の声も 全面刷新の「フォレスター」NY登場
スバルの「新型SUV」実車公開! タフ顔&上質内装に進化に「これは買う」など興奮の声も 全面刷新の「フォレスター」NY登場
くるまのニュース
シビック・タイプRが3台も参戦で「タイプR好き」なら注目必至! チーム力とドライバーの腕が勝敗を分けるS耐のST-2クラスから目が離せない
シビック・タイプRが3台も参戦で「タイプR好き」なら注目必至! チーム力とドライバーの腕が勝敗を分けるS耐のST-2クラスから目が離せない
WEB CARTOP
人気モデル研究 グレード選びのポイントはここ!【ホンダ・ヴェゼル編】
人気モデル研究 グレード選びのポイントはここ!【ホンダ・ヴェゼル編】
月刊自家用車WEB
モータースポーツの最高峰『F1』とスパークリングワインの王者『フェッラーリ』の間にある意外な共通点とは
モータースポーツの最高峰『F1』とスパークリングワインの王者『フェッラーリ』の間にある意外な共通点とは
カー・アンド・ドライバー
【ホンダ新型ヴェゼル 三択の方程式:解の壱】新設定の「HuNTパッケージ」は、アウトドアがもっと似合う!ヴェゼルに新風を巻き起こすモデルだ
【ホンダ新型ヴェゼル 三択の方程式:解の壱】新設定の「HuNTパッケージ」は、アウトドアがもっと似合う!ヴェゼルに新風を巻き起こすモデルだ
Webモーターマガジン
マツダの新旗艦『CX-80』、欧州市場に登場…3列シートSUV
マツダの新旗艦『CX-80』、欧州市場に登場…3列シートSUV
レスポンス
いまやその価値5億円!? バブル時代に人気絶頂だった“20世紀最高のスーパーカー” フェラーリ「F40」ってどんなクルマだった?
いまやその価値5億円!? バブル時代に人気絶頂だった“20世紀最高のスーパーカー” フェラーリ「F40」ってどんなクルマだった?
VAGUE
「交差点の中」で信号が赤に! そのまま進んだらNG?「違反」になる可能性は!? うっかり「立ち往生」防止に覚えるべき交通ルールとは
「交差点の中」で信号が赤に! そのまま進んだらNG?「違反」になる可能性は!? うっかり「立ち往生」防止に覚えるべき交通ルールとは
くるまのニュース
開発者に聞いたホンダGB350Cの魅力「外装はほぼ新設計&リアル金属」クラシック感を追求した豪華な作りに注目!
開発者に聞いたホンダGB350Cの魅力「外装はほぼ新設計&リアル金属」クラシック感を追求した豪華な作りに注目!
モーサイ
大型連休に行っておきたい! 都心のオアシスで絶品フルーツティーはいかが?
大型連休に行っておきたい! 都心のオアシスで絶品フルーツティーはいかが?
driver@web
タフさにこだわった DEEN.J × WERA コラボアイテム「電動グリップフィットドライバー」が発売!
タフさにこだわった DEEN.J × WERA コラボアイテム「電動グリップフィットドライバー」が発売!
バイクブロス
SUBARUサンバーを快走仕様!「ワイパーモーター不動からの復活」1
SUBARUサンバーを快走仕様!「ワイパーモーター不動からの復活」1
グーネット

みんなのコメント

23件
  • この手のスーパーハイトと呼ばれる軽が登場して約17年。その間、クルマ選びの主導権が男性優位から女性の発言権が強くなり、一台で事足りて尚且つ財布に優しいとなると、必然的にスペースユーティリティに優れたスーパーハイト軽になるのも当然なのかもしれない。
    自分の身の丈に合ったクルマを選ぶ人、あこがれやぜいたくを封印した人、現実主義者が増えたのか世の中が世知辛いのか、この流れは今だれも止められないだろうね。
  • 姉がNBOXを運転中に横から出てきた軽自動車に当てられて横転、大ケガを負いました。室内空間はとても広く快適装備満載で申し分のない車のように感じ、妻にもいいかなって思ってた矢先の事故でした。車幅に対して明らかに高い車高では重心が高く真横から当てられると簡単に横転するようです。事故を経験しない人にはこの手のハイトワゴンはコストパフォーマンスが最高の車とこの先も言われ続けるのでしょうね。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

124.5206.0万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

1.0163.0万円

中古車を検索
デイズルークスの車買取相場を調べる

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

124.5206.0万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

1.0163.0万円

中古車を検索

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離(km)

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村