現在位置: carview! > ニュース > ニューモデル > キア・プロシード 1.5 T-GDi GTラインへ試乗 もっと運転を楽しめるハズ 小変更

ここから本文です

キア・プロシード 1.5 T-GDi GTラインへ試乗 もっと運転を楽しめるハズ 小変更

掲載 8
キア・プロシード 1.5 T-GDi GTラインへ試乗 もっと運転を楽しめるハズ 小変更

カローラのライバルがフェイスリフト

数年前のキアなら、スリークなシューティングブレークであったとしても、あまりカッコイイとは感じられなかっただろう。だが、最新のスタイリングは違う。欲しいと思わせるのに充分な仕上がりにある。

【画像】キア・プロシード  欧州のファミリーカーの定番 中型ステーションワゴンと比較 全102枚

しかもキアには、スティンガーやEV 6、ソレントなど、より訴求力の高いモデルが揃っている。ロゴも一新され、韓国ブランドへのイメージも変わりつつある。

トヨタ・カローラのライバルに当たる、Cセグメントに属する現行のプロシードは、2018年に発売が始まった。モデル中期を迎えてフェイスリフトを受け、ガソリンエンジンのみの仕様で英国へ届けられている。

エンジンには2種類あり、今回試乗したのは1.5L 4気筒のターボガソリンを搭載する1.5 T-GDi。6速MTのほかに、7速デュアルクラッチATも選択できる。

プロシードのトップグレードに与えられるのは、最高出力203psを発揮する1.6L ターボガソリン。ホットハッチのヒュンダイi20 Nにも積まれるユニットで、こちらではMTが選べない。

1.5Lエンジンのプロシードは、1.6L版よりスポーティ度が低い。そのかわり、典型的なファミリーカーとして運転しやすく、日常的な使い勝手も良い。見た目と同じように優しいクルマだ。

軽快なシャシーながら活気不足のエンジン

運転した印象は快適そのもの。丁度いい運転姿勢を取りやすく、スリムな窓ガラスの形状にも関わらず、運転席からの視認性も良好。後ろ側も。主要な操作系の重み付けは丁度良く、ロジカルに妥当な位置へレイアウトされている。

特に気持ちを高ぶらせるような個性はないものの、むしろ長時間穏やかに運転するうえでは、重要な特徴でもある。だが、運転がつまらないわけではない。軽快なシャシーが、楽しさを与えてくれる。

サスペンションがタイヤをしっかり路面へ追従させ、ドライバーのステアリング操作に合わせて、積極的にフロントノーズが向きを変える。それでいて硬すぎず、快適性が犠牲になっていない。

適度に快適で洗練された乗り心地と、爽快な操縦性が、使い勝手の良い中型のワゴンボディへ上手に組み合わされている。いうなれば、フォルクスワーゲン・ゴルフ・ヴァリアントのようなまとまりだ。

ただし、1.5Lエンジンは少し期待はずれ。最高出力159psと最大トルク25.8kg-mは、このクラスのMT車なら充分活発に感じられるはず。だが実際はそこまでではなく、改めてスペック表を見直したほど。パワー感が足りず、盛り上がりに欠ける印象だった。

慣らし運転が充分に終わっていなかったことも、影響はしていそうだ。試乗車の走行距離は数kmという浅さだった。最近のエンジンは高効率を求めがち。ドライバビリティより、CO2削減の方に軸足が置かれているのだろう。

欧州ではファミリーカーのド直球

欧州では、ファミリーカーのド直球といえるシューティングブレークのキア・プロシード。このクラスとしては、最も走り応えのあるシャシーを備えた1台といえる。

それゆえに、活気に欠ける1.5Lの4気筒ガソリンターボが残念。エンジン次第では、もっと運転を楽しめるクルマにもなり得る。そのかわり燃費は良好で、現実環境でも16.0km/L近くまでは伸ばせるはず。

シューティングブレークのシルエットで、ステーションワゴンに迫る実用性も備わっている。キア・プロシードの優れた点は非常に多く、ドライバーの気持ちもほどほどに掴んでくれる。好印象なファミリーカーだといえるだろう。

キア・プロシード 1.5 T-GDi GTライン(英国仕様)のスペック

英国価格:2万5480ポンド(約387万円)
全長:4605mm
全幅:1800mm
全高:1442mm
最高速度:209km/h
0-100km/h加速:8.6秒(予想)
燃費:17.2km/L
CO2排出量:131g/km
車両重量:1398kg
パワートレイン:直列4気筒1482ccターボチャージャー
使用燃料:ガソリン
最高出力:159ps/5500rpm
最大トルク:25.8kg-m/1500-3500rpm
ギアボックス:6速マニュアル

こんな記事も読まれています

いよいよ帰省ラッシュ! 一人前のドライバーとは、渋滞時の「後続車」に配慮できる人間である
いよいよ帰省ラッシュ! 一人前のドライバーとは、渋滞時の「後続車」に配慮できる人間である
Merkmal
200万円級のトヨタ「コンパクトSUV」何がいい? 「ちょうど良すぎる」のが魅力!? 大人気の「カローラクロス」支持される理由は?
200万円級のトヨタ「コンパクトSUV」何がいい? 「ちょうど良すぎる」のが魅力!? 大人気の「カローラクロス」支持される理由は?
くるまのニュース
え、めっちゃカッコいいじゃん!!  薄目ライトがヤバい!!  巨大モニターの内装も羨ましいデキ【北京ショー】
え、めっちゃカッコいいじゃん!!  薄目ライトがヤバい!!  巨大モニターの内装も羨ましいデキ【北京ショー】
ベストカーWeb
日本一地味な高速道路は「播磨道」に決定! いったいどんな道なのか?【清水草一の道路ニュース】
日本一地味な高速道路は「播磨道」に決定! いったいどんな道なのか?【清水草一の道路ニュース】
ベストカーWeb
ヤマハ「XMAX」【1分で読める 国内メーカーのバイク紹介 2024年現行モデル】
ヤマハ「XMAX」【1分で読める 国内メーカーのバイク紹介 2024年現行モデル】
webオートバイ
[EV版クラウン]爆誕!? 全長5mオーバーの本格高級セダンがヤバいカッコいいゾ!!【北京ショー】
[EV版クラウン]爆誕!? 全長5mオーバーの本格高級セダンがヤバいカッコいいゾ!!【北京ショー】
ベストカーWeb
運転しやすく車内も広い! 就寝スペースもバッチリ確保できる日産NV200バネットがベースのキャンパー
運転しやすく車内も広い! 就寝スペースもバッチリ確保できる日産NV200バネットがベースのキャンパー
月刊自家用車WEB
ええ、[初代オデッセイ]のスペアタイヤマジかよ!! もうちょい置き場所なかったのか!?
ええ、[初代オデッセイ]のスペアタイヤマジかよ!! もうちょい置き場所なかったのか!?
ベストカーWeb
バニャイア、不調断ち切る渾身のアタックで初日最速。2年ぶりに3名がレコード更新/第4戦スペインGP
バニャイア、不調断ち切る渾身のアタックで初日最速。2年ぶりに3名がレコード更新/第4戦スペインGP
AUTOSPORT web
ヤマハ、クラッチローのワイルドカード参戦計画を発表。イタリアGPを皮切りに計3戦に出走/MotoGP
ヤマハ、クラッチローのワイルドカード参戦計画を発表。イタリアGPを皮切りに計3戦に出走/MotoGP
AUTOSPORT web
新型CX-80が待ち遠しい! マツダが今年も良いSUVを揃えて来た 今季注目のSUVも交えて一挙公開
新型CX-80が待ち遠しい! マツダが今年も良いSUVを揃えて来た 今季注目のSUVも交えて一挙公開
ベストカーWeb
周冠宇、中国マクドナルドのビーフバーガー・アンバサダーに就任
周冠宇、中国マクドナルドのビーフバーガー・アンバサダーに就任
AUTOSPORT web
【輸入車BEV販売比率1位のアウディ】 急速充電ステーションを東京都千代田区にオープン
【輸入車BEV販売比率1位のアウディ】 急速充電ステーションを東京都千代田区にオープン
AUTOCAR JAPAN
フリード&シエンタの対抗馬はこれでいい! 日産にはキューブキュービックという3列ミニバンがあったじゃないか!
フリード&シエンタの対抗馬はこれでいい! 日産にはキューブキュービックという3列ミニバンがあったじゃないか!
ベストカーWeb
【MotoGP】クアルタラロ、タイヤ内圧違反でスペインGPスプリント3位失う。代わってペドロサが2017年以来の表彰台
【MotoGP】クアルタラロ、タイヤ内圧違反でスペインGPスプリント3位失う。代わってペドロサが2017年以来の表彰台
motorsport.com 日本版
ニュルの頭文字を掲げる電気自動車【ヒョンデ Nブランド】
ニュルの頭文字を掲げる電気自動車【ヒョンデ Nブランド】
グーネット
自由に闊歩するロバたちはゴールドラッシュの名残り!? オートマンは街まるごとテーマパークのような観光スポットです【ルート66旅_49】
自由に闊歩するロバたちはゴールドラッシュの名残り!? オートマンは街まるごとテーマパークのような観光スポットです【ルート66旅_49】
Auto Messe Web
ジャガー、してやったり! 完璧チームプレイで他チーム翻弄ワンツーフィニッシュ|フォーミュラE第8戦モナコ
ジャガー、してやったり! 完璧チームプレイで他チーム翻弄ワンツーフィニッシュ|フォーミュラE第8戦モナコ
motorsport.com 日本版

みんなのコメント

8件
  • 欧州は知らないが日本では韓国車など話にもならない
    もし入って来たとしてもわざわざ金出して韓国製品買う奴などいるのか
  • この記事書くといくら貰えるの?
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

163.0万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

49.3187.0万円

中古車を検索
プロシードの車買取相場を調べる

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

163.0万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

49.3187.0万円

中古車を検索

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離(km)

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村