メルセデス・ベンツ日本(MBJ、上野金太郎社長、東京都品川区)は10日、一部改良した新型「Eクラス」を発表した。内外装を大幅に刷新したのに加え、拡張現実(AR)ナビゲーションを初めて搭載した。14日から全国の販売店に新型車を展示し、今月中にも納車をスタートする。
2016年の全面改良後、初の大幅刷新。Eクラスとしては初採用となる対話型インフォテインメントシステム「MBUX」には、画面に映し出された車両前方の映像を使って道案内するARナビを搭載した。地図による案内ではわかりにくい複雑な交差点などでも、ドライバーは直感的に進む方向を判断できる。MBJによると、日本で販売される乗用車に搭載されるのは初めて。また最新の安全運転支援システムを全モデルに標準装備した。
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外装はフロントグリルやリアエンドのデザインを刷新することでスポーティ感を高めたほか、AMGラインエクステリアを標準装備した。ステアリングホイールも静電容量式センサーを備えた新世代のステアリングホイールを初めて採用。先行車を認識し速度に応じて車間距離を調節する「ディスタンスアシスト・ディストロニック」使用時のハンズオフ検知機能を向上した。
価格はそれぞれ、セダンが769万~1867万円、ステーションワゴンが810万~1912万円、オールテレインが938万円(消費税込み)。
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