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【Eクラスの最強モデル】メルセデスAMG E63/E63 S、改良新型に 7月に欧州発売

掲載 更新 15
【Eクラスの最強モデル】メルセデスAMG E63/E63 S、改良新型に 7月に欧州発売

メルセデスAMG E63、フェイスリフト

text:James Attwood(ジェームズ・アトウッド)

【画像】メルセデスAMG E63、アウディRS6、ポルシェ・パナメーラ【ライバル比較】 全32枚

メルセデスAMGは、パフォーマンスを損なうことなく快適性を高めた「AMG E63」のエステートとサルーンを、欧州で発売する。

そのアグレッシブな新しいスタイリングは、メルセデスAMGのスポーツカー・シリーズとより強い結びつきを感じさせるものだ。

Eクラスのトップモデルの最新バージョンは、最近フェイスリフトを受けたほかのモデルと同様のデザイン変更を受けている。

アップデートされたスタイリングでは、大きなグリルとエアロダイナミクスの微調整を行い、エンジンへのエアフロー改善とグリップ性能を最適化するという。

パワートレインとパフォーマンス

E63には、4.0L V8バイターボ・エンジンが継続して搭載され、標準モデルでは570psおよび76.5kg-m、トップラインの「E63 S」では612psおよび86.7kg-mを発揮。

9速オートマティック・ギアボックスを介して、四輪すべてに動力が供給される。

出力は変更されていないが、メルセデスAMGは、E63のパフォーマンスの幅を広げるため、かなりの調整を行なったと述べている。

ダンパーとシャシーが改良され、E63 Sのエンジンも微調整され、ドライビングの状況に、より迅速に適応することが可能となっている。

また、AMGダイナミック・セレクトは、ドライブプログラム、全輪駆動システム、ESPスタビリティ・コントロール・システムなどを調整する、さらなる開発が行われた。

「レース」モードとドリフト機能を含むAMGダイナミック・プラス・パッケージは、E63 Sの標準装備となっており、ベースモデルのオプションとして初めて提供される。

サルーン・ボディでは、E63は0-97km/h加速3.5秒、E63 Sは3.4秒を達成し、ワゴン・ボディはプラス0.1秒となる。

燃料消費量は10.0km/Lから10.3km/L、CO2排出量は265g/kmから273g/kmとなっている。

高いパフォーマンスと快適さを提供

メルセデスAMG Eクラスのプロジェクトマネージャーであるフィリップ・ウティカルは「カスタマーからのフィードバックにより、長距離ドライブの快適さが求められていることが分かりました」と、述べている。

「そのため、レーストラックや日常の使用への適性を維持しながら、ドライビング・パフォーマンスの向上を目指しました」

「E63を選ぶ人々は、Eクラスのカスタマーでもあります」

「彼らは、ワールドクラスのスポーティさと優雅さ、また高いパフォーマンスと快適さを提供するクルマを求めています」と付け加えた。

最近更新されたメルセデスAMG E53を含む、幅広いEクラスのラインナップとの差別化を図るため、新しいE63には、12の垂直ルーバーと拡大されたメルセデス・スターロゴを備えたAMG特有のラジエーターグリルが採用されている。

フロントのボディワークは、エアロダイナミクスのバランスを改善。空気抵抗を減らし、高速安定性を高めることに重点を置いた。

フロントアクスルの揚力を大幅に低減する、新しいフロントエプロン、よりフラットなLEDヘッドライトおよび、ボンネットにはより大きな「パワードーム」も追加されている。

フロントアクスルのより広いトレッドに対応するため、ホイールアーチが22mm拡大されている。

リアには、よりフラットなブレーキライトと、エアロダイナミクスを最適化するエプロンが採用されており、シルバー・トリム・ストリップを備えた、ハイグロス・ブラックで仕上げられている。

トリム・ストリップは、さまざまな外装パッケージの一部として、グロスブラックまたはカーボンファイバーでも利用可能となっている。

また、新しいディフューザーも採用されている。

7月に英国で発売予定

標準のE63には、新しい19インチのアロイホイールがオプションで設定されている。

英国向けのE63 Sには、エアロダイナミクスが最適化された、新しい20インチ・5スポーク・アロイデザインを用意。

メルセデスAMG GTシリーズでのみ提供されていた、新ペイントカラーも選択可能となっている。

オプションのAMGナイトパッケージには、ミラー、ウィンドウフレーム、エグゾーストのグロスブラック仕上げが含まれる。

インテリアでは、MBUXの最新版や、デジタル・インストゥルメント・ディスプレイなど、改良された他のEクラスと同様のアップグレードが施されている。

また、どちらも特注のAMGディスプレイ・オプションを提供する。

さらに、ハプティック・フィードバック・コントロールを備えた、新しいツインスポークAMGパフォーマンス・ステアリングホイールが採用され、Dinamicaマイクロファイバー、レザー、またはコンビネーション仕上げで提供される。

ハンドルには、「ハンズオン」センサーが含まれており、ドライバーの手が長時間にわたりハンドルから離れていることを検出すると、警告を発し、最終的には緊急ブレーキアシストを作動させる。

ステアリングには、9速トランスミッションが操作可能な、大きなアルミニウム・パドルシフターを装備。

スポーツシートにはナッパレザーが採用され、ダッシュボードトリムには特注のAMGエレメントが備えられている。

メルセデスAMG E63 Sは、7月に英国で発売される予定となっており、販売価格は、現行モデルと同等の、約9万8000ポンド(1312万円)からと予想されている。

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みんなのコメント

15件
  • 流行りのオラオラ顔を柔和にしたか。
    他のメーカーも、次第にこの手のデザインに戻すかもしれませんね。
    E63を購入出来る層には受けないでしょうが…。
  • Eクラスは雨の一般道を146キロで走っても安定感バッチリですよ。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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