2014年7月
■2014年7月
フォードのプレミアムブランドであるリンカーンから2008年5月、フルサイズのボディにV型8気筒エンジンを搭載したラグジュアリーSUVの「ナビゲーター」が日本市場に導入された。開発の基本コンセプトはモダン・アメリカン・ラグジュアリーで、デザインから質感、メカニズムに至るまでこのコンセプトが貫かれている。全長が5mを超え全幅が2mを超えるボディの外観デザインは堂々たる存在感を表現したもので、リンカーンスターをキーとした大きなフロントグリルが印象的。さらにドアミラーやベルトライン、20インチのアルミホイールなど、ボディサイドいっぱいに存在感を表現している。室内には3列8人乗りのシートが配置され、3列目シートにも大人がゆったり座れるだけの空間を確保。インテリア回りに使われる素材もシート用のプレミアムレザーやウッドパネルの黒檀材など、こだわりのある素材が選ばれている。搭載されるエンジンはV型8気筒の5.4リッターで、可変バルブシステム付きのSOHC。231kW(314ps)/495Nm(50.5kg-m)のパワー&トルクを発生し、電子制御6速ATと組み合わされている。4WDシステムは2WDと4WDを切り換えるコントロールトラック4WDと呼ばれるものだ。横滑りを防止するロール・スタビリティ・コントロール付きアドバンストラックを始め、3列目までカバーするカーテンエアバッグなどの安全装備が用意される。2009年3月には各種の快適装備や安全装備を追加した。2011年2月にはアルミホイールをポリッシュ仕上げに変更したほか、内装の仕様を変更して装備を充実化した。2014年7月10日には、標準装備のナビゲーションシステムをパイオニア製の「カロッツェリアAVIC-ZH099」に変更するとともに、価格を従来の925万7143円から928万円に改定した。