ランチア デルタ 「憧れの名車を所有する快感 やはりこの名車を所有する。 それこそがこの車を購入する目的と感じます。 　スポーツカー（ラリーカー）が欲しい、かっこいい車が」のユーザーレビュー

憧れの名車を所有する快感 やはりこの名車を所有する。 それこそがこの車を購入する目的と感じます。 　スポーツカー（ラリーカー）が欲しい、かっこいい車が

2007.9.27

総評

憧れの名車を所有する快感
やはりこの名車を所有する。
それこそがこの車を購入する目的と感じます。
　スポーツカー（ラリーカー）が欲しい、かっこいい車が欲しい、なんていう選択肢の一つとして考えてはいけません。
理由はもちろん「リスク」です。
　故障は少ないと感じますが、それは国産車に比べれば「全然多い」というしかありません。
　他にも文句のつけようはいくらでもあります。こと所有しているとそれは如実に感じられるでしょう。
　手がかかることこそ「この車の魅力のひとつ」と感じられることでしょう。「故障が多い車」のレッテルは悪名ではありません。
　しかし、一見短所と見られるそれらを相殺、もしくは忘れさせるかのような、特徴的なフロントフェイスは、張り出したブリスターフェンダーが攻撃的な反面、マイルド正面からの景観がファミリーカーであることを思わせます。
　しかしこの車が他車の運転手のサイドウィンドウを通り過ぎた瞬間、誰もが感じられる「モンスター」である迫力、走り去った後に見せる「リアフェイス」は、現代の国産モンスターカーに見える「露骨な攻撃性」ではなく、言葉では表し難い「強烈な残り香」を見た者に与えます。

満足している点

内装はアルカンターラの高級感ある内張り、飛行機のコクピットを思わせるメーター類は圧巻です。
　動力性能は現代の国産車には到底敵いませんが、ドノーマルでのサーキット走行でも、十分楽しめます。（実経験談）
程よく踏ん張るサス、独特な「ドッカンターボ」は街乗りやワインディングロードでは爽快です。

不満な点

エンジンルームにスペースがなく、殆ど手や腕の入る場所がありませんので、ちょっとした部品故障による交換でもエンジンを下ろすことが必要になる場合があります。
　また同様の理由により、エンジンルーム内の温度が上がりやすく、水温・油温は高めになりますから、夏の使用には注意が求められます。
　夏の使用に関連してはエアコンです。真夏の炎天下での使用では殆どエアコンは効かないと考えたほうがよいでしょう。現代の国産車の快適さに比べれば、クーラーは最低温度、最高風量に設定しても「送風口に手を当てれば冷たく感じる弱風」としか感じられません。
　またハンドルは重めですが、4WD同年代車にあるそれとほぼ同等です。
　電気系統は現代車よりも脆弱です。夏のクーラー使用を連続で行っていると、他の機器と併用したところ、電圧低下の警告ランプが点灯しました。ナビ使用の実例は多くWEBで見られますが、私はおすすめできません。
　一番恐ろしいことはタイミングベルトが切れる実例が多くあるということです。ベルト切断はエンジン全体の修理が必要となり、100万くらいの費用が必要との実例があります。
　メンテナンスや修理にお金がかかるとの覚悟は必須です。概ね年２０～３０万円を想定しておくとよいでしょう。
　以上から家庭のメインカーには不向きです。

デザイン

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走行性能

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乗り心地

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積載性

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燃費

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価格

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故障経験