昭和の頃 ホンダ軽自動車Ｎ３６０は若者の憧れだったんですか？そんなに性能が良かったんですか？

Answer 1

よく走る、パワー、安い、という点だけは他の軽自動車より優れていたので、当時はその様に言われました。学生や若者は貧乏であり、でも速い車に乗りたい、そうした高度成長期の考え方に一致した結果でした。

但し、コストダウン等の関係から総合性能的には色々問題があり、各方面から指摘されていましたけどね。オイル新品でも、渋滞でよくオーバーヒートした思い出があります。油臭いヒーターとか(笑)

Answer 2

若者の憧れ？というより、この頃は、現在のように１人１台の時代ではなく、一家に１台？！にもなってない時代。スバル360が、一家１台！？という先駆けでホンダは最後の自動車メーカーとしてＴ３６０に続きＮ３６０を出しました。同じ軽の中でもパワーはダントツ！たちまち人気の車になりました。若者からすれば憧れ？だったかもしれませんが、手の届かない金額では無いので、少し違うかな?

Answer 3

軽トラックのエンジンでも、ツインキャブ仕様ですょ♪

Answer 4

Nコロですか。

360㏄時代、他の多くの軽が2ストで20馬力台だったのが、最初から4スト31馬力でデビューしました。
しかも8500rpmというクルマとしてはかなり高回転型で、まぁ要するに今に至るまでのホンダの常套手段『トルクが薄い分、高回転で表示馬力を上げる』という手法の最初のエンジンであり、今でいうところのタイプRみたいな感じだっただろうと想像されます。
コイツが出て来たおかげ？で、軽自動車は馬力競争時代に突入し、最終的にNコロは36馬力＝リッター100馬力に達します。

しかし。
Nコロは、主にサスの設計ミスにより、よく横転しました。（Nコロのコロは、『コロがる』という意味でもあります。）
この『横転し易い』特性が社会問題に発展し、遺族が本田宗一郎を殺人罪で東京地検に告訴しました。
この時は運輸省（現在の国土交通省）がホンダの実験データを元に『車両に欠陥は無い』と答弁を繰り返し、結局本田宗一郎は不起訴処分となりましたが・・・ホンダのクルマの評判は著しく低下し、その後の乗用車進出を遅らせたのは確かです。

尚、ホンダはこの時、法外な示談金を要求して来たユーザーユニオン（消費者団体）を恐喝で逆告訴し、ユーザーユニオンの幹部2名が逮捕されるなど混迷を極め、最高裁で判決が確定するまで15年を要しました。

Nコロにまつわる刑事・民事事件に関してはこれで終わりましたが、しかし技術分野ではこれで終わりませんでした。

当時、乗用車の様に重心が低いクルマで、何故横転し易いクルマと横転し難いクルマがあるのか、当時はよく判っていませんでした。
ホンダは自動車が横転するメカニズムについて研究を続け、ハワイで『ベレット』が横転事故を起こして米国で問題視され始めたいすゞと共に、日本で車両運動解析を行った自動車メーカーの草分けとなりました。（今日、車両横転に関する論文を検索すると、ホンダといすゞばかりが出てきます。）

Nコロは、単に『軽自動車の馬力競争を生んだハイパワーマシン』だっただけでなく、日本の自動車技術者に色々なことを教えてくれた『問題児』だったというわけです。

尚・・・さすがにもう時効なので言ってしまうと。
現代の知識で見ると、Nコロもベレットも横転し易い設計だったのは明らかです。（車両運動力学を学んでいるヒトなら、学生でもNコロの横転メカニズムを紙の上で証明出来るでしょう。）

しかし、ワタシ含め現代の自動車技術者が『こんな設計じゃ横転するだろな』とこともなげに言えるのは、当時のホンダといすゞの担当者が、サービス残業と休出を繰り返して横転メカニズムを解明したおかげです。

Answer 5

庶民が買える自動車として売り出したんじゃないかなあ、1960年代だから当時の現役世代は返納世代よりも上かもね、今の車と比べたらオモチャでしょ(^_^;)

Answer 6

古過ぎてわからん
現役世代は、ほとんど生きてないよ