ダイハツ アトレー 「車中泊にも使えるクラス最大級の広い荷室スペースが自慢」の専門家レビュー ※掲載内容は執筆日時点の情報です。

一条 孝
一条 孝(著者の記事一覧
自動車ジャーナリスト
評価

4

デザイン
3
走行性能
3
乗り心地
3
積載性
5
燃費
3
価格
4

車中泊にも使えるクラス最大級の広い荷室スペースが自慢

2023.1.19

年式
2021年12月〜モデル
総評
商用車用のDNGAを採用して17年ぶりのフルモデルチェンジを実施。従来型はハイゼットをワゴン化した5ナンバー車だったが、現行モデルは積載性を高めるべく、ハイゼット同様の4ナンバー登録に戻っている。小さくて薄い後席は大人が座るには窮屈でも、折り畳んだ際には広くフラットなスペースが出現する。スムーズで力強く、経済性も向上したパワーユニットもアトレーの見どころだ。
満足している点
従来型の5ナンバーから小型貨物の4ナンバーとすることで2人乗車時の最大積載量350kgを生かした使い方が可能に。フラットで広大なフロアにペットを乗せたり、アウトドア用品などを大量に積み込んで出掛けるには最適。CVT化でエンジンの持つ実力をうまく引き出せるようになったことも見逃せない。
不満な点
4ナンバー化でリヤシートのスペースが限られるようになり、シートも小さく平板で薄い。4人乗車は出来てもリヤシートの居心地はいただけない。それこそ緊急用だ。
デザイン

3

17年ぶりのフルモデルチェンジでエクステリアデザインを刷新。積載効率にすぐれたキャブオーバーレイアウトは変わらず、ボディは一段とスクエアになって積載性を向上させている。インテリアはインストルメントパネルの形状を一新し、アッパートレイを新設。A4ファイルの入るグローブボックスなどが備わる。
走行性能

3

パワーユニットは64馬力のKF型3気筒ターボエンジンに新開発CVTの組み合わせ。スタート時から力強く、スムーズな加速が心地よい。試乗車は4WDモデルで、4WDは未舗装路で威力を発揮する4WDロック機構を備える。RSにはACCやレーンキープコントロールが備わり、まさに乗用車感覚でドライブすることが出来る。
乗り心地

3

DNGAプラットフォームを採用したことでボディの剛性感が向上し、それが操縦安定性や乗り心地面で大きな進化を見せている。振動やノイズは抑えられ、コーナリング時の安定性も高まった。しかし、軽ハイトワゴンと比べると少なからぬ差があるのも事実。
積載性

5

乗用車的に仕立てられたアトレーはサイドパネルにトリムが張られ、ハイゼットよりも荷室が狭くなる。だが、側面の凹凸を極力抑えたスクエアな形状は荷物を効率よく積載するのに役立ちそう。後席を収納した際の荷室奥行きは1820㎜を確保しているので、そのまま寝ることも可能だ。
燃費

3

4速ATを採用していた従来型アトレーワゴンはWLTCモード13.4〜14.2km/Lだったが、CVT化された現行型アトレーは14.7km/Lに向上。軽ハイトワゴンと比べると物足りなさのある数値だが、キャブオーバーの1ボックスタイプではもっとも経済的だ。
価格

4

装備内容の充実したRSは167万2000円。両側パワースライドドアをはじめ、運転支援システムについては全車速追従機能付きACCやレーンキープコントロールも標準装備されている。
一条 孝
一条 孝
自動車ジャーナリスト
自動車専門誌の編集&ライターとして活動後、自動車ジャーナリストとして専門誌やWeb、タブロイド紙などに寄稿。運転する楽しさを追求するとともに、環境性能やパッケージングにもこだわりを持つ。これまで保有した車の大半はFRレイアウトのマニュアル車。日本自動車ジャーナリスト協会会員
ダイハツ アトレー 新型・現行モデル

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