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欧州を狙うインフィニティQ30に試乗。日本製プレミアムの弱点とは?

プラザ合意が日本の高級車ブランドを生み出した

インフィニティは日産のプレミアム・ブランドとして1989年11月8日、同じ和製プレミアム・ブランドであるトヨタのレクサスとほぼ同時に誕生した。ちなみにジャパニーズ・プレミアムとしてはホンダが既に、その2年前にアキュラを発足していた。

こうした高級車に対する動きは1985年にニューヨークのプラザホテルで開催された世界5カ国による為替レートの安定化、すなわち「プラザ合意」によるものであった。つまり当時巨大な貿易赤字を抱えていたアメリカ合衆国の要望で急激な円高が進められたのである。当時1ドル=235円であった交換レートはたった一日で約20円も下落、そして1年後には1ドル=150円にまで下落してしまった。2万ドルで輸出していたクルマが、最初は470万円の円貨をもたらしていたものが、1年後には300万円になってしまったわけだ。

廉価で勝負してきた日本車は「現地生産化」あるいは付加価値の高い「高級車」に移行せざるを得なくなったわけである。これはここ数年にアベノミクスによって起こった円安とは全く反対の現象だ。当時、ドイツで働いていた私は持っていたドイツ・マルクの価値が急激に下落して、日本へ来るたびに貧乏な思いをしたものであった。

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