Cクラスの頂点モデル、「メルセデス-AMG C63」がデビュー
掲載 更新 carview! 写真:小林 俊樹
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メルセデス・ベンツは5月27日、昨年7月にフルモデルチェンジを果たした「Cクラス(W205)」ベースの頂点モデル「メルセデス-AMG C63(セダン/ステーションワゴン)」を発表した。価格は「メルセデス-AMG C63 S」が1325万円(セダン)/1405万円(ステーションワゴン)、「メルセデス-AMG C63」が1195万円(セダン)/1275万円(ステーションワゴン)。
新型メルセデス-AMG C63のハイライトは、やはり新開発の4.0リッターV8直噴ツインターボになるだろう。M177型と呼ばれるこのユニットは、5月8日に発表された「メルセデス-AMG GT」が搭載するM178型をベースとし、多くの部分を共有しながら専用チューンが施されている。
先代C63 AMGが搭載していた6.2リッターV8自然吸気からは2.2リッターものダウンサイズとなるが、「C63」の最高出力は19psアップの476ps、最大トルクも50Nmアップの650Nmを発生する。さらに高出力版の「C63 S」では、最高出力は510ps、最大トルクは700Nmにまで引き上げられ、「GT S(510ps/650Nm)」をも上回る性能が与えられている。
組み合わせるトランスミッションは、湿式多板クラッチを採用した7速AMGスピードシフトMCTで、シフトダウン時の自動ブリッピングやレーススタート、セーリング機能などを備える。
サスペンションは、前:4リンク式、後:マルチリンク式。ドライブモードは、「コンフォート」「スポーツ」「スポーツ+」「インディビジュアル(個別)」に加え、C63 S専用として「レース」モードも用意される。
また、C63 Sには磁性体入の液体可変エンジンマウントを搭載し、通常時は柔らかいマウントによって振動やノイズを効果的に遮断する一方、スポーツドライブ時はマウントを硬くしてクリックなコーナーリングを実現するという。
専用装備によって高性能ぶりをさらに際立たせた特別仕様車「C63 S Edition 1」も発表された。本日から発売される「C63 S Edition 1 セダン(1420万円)」が350台限定、6月から発売される「C63 S Edition 1 ステーションワゴン(1465万円)」が50台限定となる。
なお、カタログモデルの「C63 S」と「C63」は、10月頃の発売が予定されている。
今回の発表によりエントリーの「C180(427万円)」から頂点モデルまでが揃ったCクラスだが、さらに今秋には、初の4気筒クリーンディーゼルやプラグインハイブリッドの導入も予定されている。
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