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フォルクスワーゲン、コンパクトSUV「T-Roc」のオープン版を世界初披露

独フォルクスワーゲンは8月14日、コンパクトSUV「T-Roc(ティーロック)」のオープン版「T-Rocカブリオレ」の画像を公開するとともに、9月に開催されるフランクフルトモーターショー(9月12日~22日)で実車を初公開すると明らかにした。

2017年にデビューしたT-Rocは、「ゴルフ」や「ポロ」などと共通のMQBプラットフォームを採用したSUV。欧州では200万円台半ばというアフォーダブルな価格設定も相まって、高い人気を誇っている。日本導入は来年が予定されるが、本国では早くもカブリオレ版の追加が発表された。

公開されたイメージに映るT-Rocカブリオレは、かつての「ビートルカブリオレ」や「ゴルフカブリオレ」と同様、クラシカルな布製ルーフを採用する。30km/hまでであれば走行中でも操作可能なうえ、わずか9秒で開閉動作を完了するという。

T-Rocカブリオレでは、オープン化に伴う横転への強化対策として、リアシート背後に車体の加速度や傾きを検知して瞬時に展開するロールオーバープロテクションが仕込まれ、ウインドウスクリーンのフレームも強化されている。

また、常時ネット接続が可能な新世代インフォテイメントシステム「MIB3」がオプションとして用意されるなど先進のコネクティビティ機能も備え、オプションとなるデジタルメーターパネルも装着すれば、フルデジタルコクピットが完成する。

グレードはベースとなる「スタイル」と、内外装をスポーティに仕上げた「R-Line」が設定され、駆動方式はFFのみとなる模様。パワーユニットには、1.0L 3気筒(115馬力)と1.5L 4気筒(150馬力)のガソリンターボ2機種が設定される。本国では6速MTが標準、7速DCTがオプションだ。

マーケットローンチは来年春の予定。カブリオレ版も是非国内ラインナップに加えてほしいところだ。

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